2017.08.11

スペシャライズド東京店長に聞いてみた!「初めての試乗」に関する12の質問

初心者にとって店舗での試乗はハードル高い?
いいえ。実はけしてそんなことはありません。そこで、スペシャライズド東京の店長に、試乗に関する質問をぶつけてみました。

ロードバイクやクロスバイクに興味を持って気になる自転車のウェブサイトなどをチェックするうちに「試乗できます」という案内を見かけること、ありますよね。 そりゃ、興味のある自転車にはぜひ乗ってみたい。でも、店舗での試乗ってなかなかハードルが高いと感じる人も多いのではないでしょうか。

「今はまだ『ちょっとロードに興味が出てきて・・・』って段階なんだけど、そんな軽い気持ちで試乗しに行ってもいいの?」とか、「『試乗だけでもぜひ』とか言いながら、いつの間にかローンを組まされてるんじゃいの(疑心暗鬼)」とかビクビクする要素は盛りだくさん。

そこで、スペシャライズドの旗艦店・スペシャライズド東京(東京都新宿区)で、試乗に関するさまざまな質問をストレートにぶつけてみました。

スポーツバイク専門店=ブティック。怖くないです

旗艦店という言葉だけで敷居が高く感じる人もいるかもしれませんが、そんなことはまったくありません。スタイリッシュな外観のスペシャライズド東京のドアを開けて入ってみると、ちょうど2018年モデルが出たばかりで、店内は賑わっています。入ってすぐ、ドーンと上座に置かれているのは「Allez(アレー)」。アルミという素材を知り尽くしているスペシャライズドの人気車種であり、大幅にリニューアルされた2018年モデルはその性能の高さに人気が集まっています。

ALLEZ2018モデルが万人におすすめのアルミロードバイクである理由 >


店内入って正面の「アレー」ディスプレイ

スポーツバイク専門店は洋服などのブランドブティックに入るときと同じ感じです。ショップに入ったらスタッフの方から「いらっしゃいませ」など声がかかる場合がほとんどですが、誰に話しかけたらいいか分からない場合は、奥のカウンターまで進み、声をかけてみましょう。

今回温かく迎えてくださったのは爽やかなイケメンの平澤店長。「いらっしゃいませ。試乗に関する質問、なんでも遠慮なく聞いてくださいね」


爽やかスポーツマンの平澤店長。サイクリストらしく絞れた身体。いつかこうなりたい…


スペシャライズド東京には知識も経験も豊富なスタッフが。女性もいます!みんな自転車乗りです!

いざ、試乗前に気になる12の質問を聞いてみました

平澤店長の笑顔に勇気づけられ、本当に遠慮なく聞いちゃいます。

1.持っていくものはありますか?


街で見かけるスポーツバイクに乗る人はレーシングパンツ・サイクルジャージにヘルメットを被っていたりするし、そもそも「一台10万円を超える高額商品をお試しするのに、何か準備はいらない?」というのが最初の疑問。例えば車だと試乗には免許証が必要ですが、スポーツバイクの試乗で必要な持ち物ってあるんでしょうか?

「運転免許証など身分証明書が必要です。スペシャライズド東京ではヘルメットはレンタルもございます。また、サドルの高さを調整したり、ペダルを変更したりと、万全の体制で試乗していただくため作業工賃として500円(税込)頂いております」


自分のヘルメットを持参しない場合、試乗時にサイズの合ったヘルメットを貸し出してくれます

2.試乗は予約できますか? あるいは予約がないと試乗できないんでしょうか?


せっかくショップに行くのだから、確実に試乗したいではないですか。でも、例えばショップ近辺で突然時間が空いた時。いきなりショップに入って「アレー試乗したいです!」と言うのは大丈夫なのでしょうか?

「試乗はご予約可能です。店舗までお電話ください。また、ご予約が無くても当日空きがあれば可能です。ライトが必要な暗い時間帯は試乗できませんので、ご了承ください」


確実に試乗したい場合は電話予約がベター

3.試乗はどのくらいの距離/コースを走れるのでしょうか?


一番気になるのがこれじゃないでしょうか。店の前をちょろっと走って終わりでは、他の自転車との違いが体感できない気がします。

「距離やコースに指定はございませんが、20分以内に必ずお戻りください。また、道路交通法を遵守のうえでご走行ください。スペシャライズド東京近辺は交通量が多いため、十分ご注意ください。」


20分あれば新アレーの性能を味わうことができるはず

4.どんな服装で行けばいいですか?うっかりサンダルだった場合は試乗できないのでしょうか?


スポーツバイクに乗るのがまったく初めてだったり、急に思い立った試乗だったりした場合、服装がネックになることもあるようですよ。

「自転車用のウェアを推奨致しますが、動きやすい、自転車と干渉しない安全な服装でお願いします。スカートや大き過ぎるパンツはサドルに引っかかりやすいため、危険です。ハンドル周りに引っかかりやすいトップスもご遠慮ください。安全を確保できない場合は、お断りさせて頂くことがございます。 シューズにつきましては、ご自身のサイクリングシューズ、ペダルをお持ちであれば、お使い頂くことが可能です。

サンダルのような足を保護されていないシューズでの試乗はお断りさせて頂きます。シューズ、グローブ、ウェアのレンタルはございません。ビンディングペダルを初めての方は、ビンディングペダルをご利用頂くことができませんのでご注意ください」


スポーツバイクのフロントギアはむき出しなので、安全のためにきちんとした靴を履いていきましょう

5.試乗の流れを教えてください。


どのくらい時間がかかるのか、どんな流れで試乗できるのか、前もって知っておきたいですよね。スペシャライズド東京ではこんなふうに試乗を進めていくそうです

1.ご希望車種・サイズの確認
2.試乗にあたり注意点の説明、承諾書のサイン、試乗料金500円のお支払い
3.サドル高さの調整(サドル、ステム、ハンドル)は変更できません)
4.ブレーキ、シフトレバーなど基本操作説明、試乗車両の特徴説明
5.店舗周辺地理のご案内
6.緊急時のご案内
7.お荷物お預かり(必須ではございません。貴重品や携帯電話はご持参ください)
8.ヘルメットサイズ確認、サドルの高さ合わせ
9.試乗開始 20分以内に必ずお戻りください
10.ご返却 ご質問があれば何でもどうぞ!


サイズはわからなくても大丈夫。身長や股下の長さから、熟練スタッフがぴったりのサイズを教えてくれます

6.カーディーラーの試乗だと買わなきゃいけない雰囲気になりますが、自転車の試乗も同じですか?

「違います!どうぞお気軽にお試しください!」


「気軽にどうぞ!」と平澤店長

7.購入予定時期や予算が決まっていないと試乗はできませんか?

「未定でも大丈夫です!まずバイクの良さを感じて頂ければ、ご決定しやすくなりますよ!」


スポーツバイクの値段は素材やコンポーネントのグレードで決まる部分が大きい。乗って初めて金額⇔やりたいことのバランスが見えてくるかも

8.未成年者でもひとりで試乗は受け付けていただけますか?

「大変恐縮ですが、高校生以下の方のおひとりでの試乗はお断りさせて頂いております。必ず保護者の方とご来店ください。また、サイズが合わない場合はお断りさせて頂きますのでご了承ください」


試乗車があってもサイズが合わない場合は、お客さまの安全のため試乗できないことも。
がっかりしないためにできるだけ予約し、予約時に身長などサイズについて聞いておくとベター

9.プロの目から見て、試乗では何をチェックすればいいか、教えてください。

「『サイズが合っているか』をまずは感じてください。 次に『イメージと合っているか?』が重要です。ライディングスタイル、ライフスタイルと合いそうか?コンポーネントなどのスペックは希望どおりか?などです。 細かいことは特に分からない・まだ決めてないという場合は、難しいことは考えずに『気持ち良く、楽しく走行できているか?』それだけを集中して感じてくださいね」


自分はどこで、どういうふうに乗りたいかイメージを持つことも大事

10.試乗後に購入を決めた場合、納車までのプロセスを教えてください。

「在庫確認のうえ、バイクを確保します。取り寄せ、組み立て、納車まで早い場合でおよそ一週間頂いております(その時の作業状況により変動しますので、ご確認ください)。組み立てに際し、ポジションやブレーキの前後指定など、詳細ご希望がございましたら必ずお申し付けください。 また、店頭には即納可能なバイクがある場合もございます。防犯登録手続き、保証登録や操作説明、ポジション調整など1時間程かかりますが、その日のうちにお乗り頂けます!」」

この納車までの期間、「ママチャリ」と同じ感覚でいると「時間がかかりすぎ」と思ってしまいがち。でもスポーツバイクはいわばオーダーメイドのシャツと同じ。オーダーしてからその人にあったサイズの実車を組み立てるので、納車まで時間がかかることもあります


バイクへの要望を伝えてみましょう

11. 新しいAllezの試乗車が現在スペシャライズド東京にならんでいますが、どんな方に乗ってほしいと思っていますか?

「ビギナーの方に特におすすめしたいです。エキスパートライダーのセカンド・サードバイクとしても最適で、自信を持っておすすめできますので、全てのライダーにまずはお試し頂きたいと思います!」


ポテンシャルが高い新型アレー

12.新しいAllezを社員やスタッフさんも乗られていますか?乗り味は?

「私自身、購入して愛用中です(Allez Elite : Gloss Light Blue/ Rocket Red, サイズ52)。宮ヶ瀬湖やヤビツ峠など、自身のトレーニングコースで400-500kmほどライドしましたが、変なクセや違和感は全く無く、非常に良く走ります。ダウンヒルやハイスピードのコーナーリングがとても気持ち良いですね。非常に軽くなったこと、高性能フルカーボンフォーク、乗りやすいジオメトリーなど、魅力が満載。

『これは本当にアルミバイクなのか?』と思うほどの乗り心地の良さ、エントリーバイクの枠をはるかに超える走りがとても楽しいですよ!」


店長も愛用中!説得力ありますね

まとめると、「試乗は気軽にトライして大丈夫」です

スポーツバイクは高価なもの。それも、乗る人のサイズや志向に合わせてセッティングされるカスタムメイド品なのです。試乗は欠かせないものだし、だからこそ気軽にトライしてみて大丈夫。あなたにぴったりの相棒を見つけるために、試乗、ぜひやってみてくださいね。

NEW ALLEZが試乗可能なテストセンターをチェック >

スペシャライズド東京
電話:03-5332-5900
住所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿8-16-2 新宿グランドウィング 1F
URL : http://specialized-conceptstore.blogspot.jp/
定休日:毎週水曜

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