教えてSBCU先生!スペシャライズドのアルミロードバイクって他社とどう違うの?

2016/08/18

教えてSBCU先生!スペシャライズドのアルミロードバイクって他社とどう違うの?

カーボン全盛の時代でも「アルミにはアルミの良さがある」と言うけれど、ではスペシャライズドのアルミバイクにはどんな魅力があるのか、SBCU先生に聞いてみた!

ロードバイクのフレーム素材にはアルミやカーボンがありますが、カーボン全盛の時代にあっても「アルミにはアルミの良さがある」と言われます。実際にアルミってどんな良さがあるのでしょう。また、スペシャライズドならではの特徴とはなんでしょうか。

エンドユーザーのお悩みにもどんどん答えてくれる「SPECIALIZEDパーソナル」をスタートさせたばかりの「SBCU先生」こと、佐藤修平さん(さとう・しゅうへい、写真右)と渡辺孝二さん(わたなべ・こうじ、写真左)に伺います。

歴史を積み重ねたアルミだからこそ、できることがある

そもそも、今でもアルミフレームのロードバイクが支持されていて、ここ数年はその存在が見直されているのは、どうしてでしょう。

「スチールからアルミ、そしてカーボンへと、より軽くて強度のあるフレーム素材を求めて進化してきた経緯があります。かつてアルミフレームが主流だった時代には、当然軽さや剛性を徹底的に追及してきました。そういった歴史の積み重ねがあり、さらに時代がカーボン主流へと移った後も、アルミの素材や製造技術も進化・成熟していきました。同時に、コストも下がっていきます。結果、スポーツバイクにはじめて乗るライダーからレースに出るエキスパートまで、様々なライダーの要求に応えるフレームを、比較的安価に提供できるようになったんです」(佐藤さん)

アルミフレームは硬いとか、乗り心地が悪いといった印象を持っている人は今でも少なくないと思うのですが、実際はどうなんでしょう。そして、スペシャライズドのアルミロードバイク“Allez”(アレー)シリーズが持つ特徴は何ですか?

「アルミ素材で軽さや剛性を追求してきた経緯があると言いましたが、もちろん今はそれだけではありません。もちろんカーボンフレームと比較するとショック吸収性は敵いませんが、現代のアルミバイクは十分な快適性を実現することができます。Allezでは、アルミの持つキビキビとした軽快感、クセのない安定したコントロール性、そして乗り心地の良さを実現しています。それはカーボンフレームとも異なる、Allezならではの乗車感覚です」(渡辺さん)

スペシャライズドの「DSW」とは、ナンダ?

カタログを見ると「DSW」という言葉が出てきますよね。これが、スペシャライズド独自のテクノロジーである、と。

「はい、DSW(D'Aluisio Smartweld / ダルージオスマートウェルド)はスペシャライズドの特許工法です。名称は、Chris D'Aluisio(クリス・ダルージオ)というエンジニアの名前に由来しています。ヘッドチューブ、トップチューブ前端、ダウンチューブ前端をハイドロフォーミング(液圧成形)によって一体形成し、その上で2つのチューブと溶接することで、接合部分を応力が最も強くなる箇所から遠ざけることに成功しました。それぞれのチューブの端は、合わせた際に谷間ができるように仕上げており、その谷間を溶接剤で埋めるように接合します。こうすることで剛性を引き上げているんです」(渡辺さん)

アルミチューブのサンプルを見せていただきました。軽いのは当然ですが、なるほど、この「のりしろ」のような部分を合わせると谷間になり、それを埋めるように溶接しているわけですね。

「余計な部材がないので軽量で、剛性だけでなく耐久性も向上しているんですよ」(佐藤さん)

Allez DSW Sprintを前にしてお話を伺っていたら、このバイクが欲しくなってきてしまいました……。

【筆者紹介】:須貝弦
万年ビギナー状態だが、それでも自転車で地元の里山をめぐることを心のヨリドコロとするフリーライター。年に1度だけ、レースにも出ます。

 

関連記事:
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2016/08/18

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教えてSBCU先生!スペシャライズドのアルミロードバイクって他社とどう違うの?

ロードバイクのフレーム素材にはアルミやカーボンがありますが、カーボン全盛の時代にあっても「アルミにはアルミの良さがある」と言われます。実際にアルミってどんな良さがあるのでしょう。また、スペシャライズドならではの特徴とはなんでしょうか。

エンドユーザーのお悩みにもどんどん答えてくれる「SPECIALIZEDパーソナル」をスタートさせたばかりの「SBCU先生」こと、佐藤修平さん(さとう・しゅうへい、写真右)と渡辺孝二さん(わたなべ・こうじ、写真左)に伺います。

歴史を積み重ねたアルミだからこそ、できることがある

そもそも、今でもアルミフレームのロードバイクが支持されていて、ここ数年はその存在が見直されているのは、どうしてでしょう。

「スチールからアルミ、そしてカーボンへと、より軽くて強度のあるフレーム素材を求めて進化してきた経緯があります。かつてアルミフレームが主流だった時代には、当然軽さや剛性を徹底的に追及してきました。そういった歴史の積み重ねがあり、さらに時代がカーボン主流へと移った後も、アルミの素材や製造技術も進化・成熟していきました。同時に、コストも下がっていきます。結果、スポーツバイクにはじめて乗るライダーからレースに出るエキスパートまで、様々なライダーの要求に応えるフレームを、比較的安価に提供できるようになったんです」(佐藤さん)

アルミフレームは硬いとか、乗り心地が悪いといった印象を持っている人は今でも少なくないと思うのですが、実際はどうなんでしょう。そして、スペシャライズドのアルミロードバイク“Allez”(アレー)シリーズが持つ特徴は何ですか?

「アルミ素材で軽さや剛性を追求してきた経緯があると言いましたが、もちろん今はそれだけではありません。もちろんカーボンフレームと比較するとショック吸収性は敵いませんが、現代のアルミバイクは十分な快適性を実現することができます。Allezでは、アルミの持つキビキビとした軽快感、クセのない安定したコントロール性、そして乗り心地の良さを実現しています。それはカーボンフレームとも異なる、Allezならではの乗車感覚です」(渡辺さん)

スペシャライズドの「DSW」とは、ナンダ?

カタログを見ると「DSW」という言葉が出てきますよね。これが、スペシャライズド独自のテクノロジーである、と。

「はい、DSW(D'Aluisio Smartweld / ダルージオスマートウェルド)はスペシャライズドの特許工法です。名称は、Chris D'Aluisio(クリス・ダルージオ)というエンジニアの名前に由来しています。ヘッドチューブ、トップチューブ前端、ダウンチューブ前端をハイドロフォーミング(液圧成形)によって一体形成し、その上で2つのチューブと溶接することで、接合部分を応力が最も強くなる箇所から遠ざけることに成功しました。それぞれのチューブの端は、合わせた際に谷間ができるように仕上げており、その谷間を溶接剤で埋めるように接合します。こうすることで剛性を引き上げているんです」(渡辺さん)

アルミチューブのサンプルを見せていただきました。軽いのは当然ですが、なるほど、この「のりしろ」のような部分を合わせると谷間になり、それを埋めるように溶接しているわけですね。

「余計な部材がないので軽量で、剛性だけでなく耐久性も向上しているんですよ」(佐藤さん)

Allez DSW Sprintを前にしてお話を伺っていたら、このバイクが欲しくなってきてしまいました……。

【筆者紹介】:須貝弦
万年ビギナー状態だが、それでも自転車で地元の里山をめぐることを心のヨリドコロとするフリーライター。年に1度だけ、レースにも出ます。

 

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