荒れた路面をサスペンションのようにつかむグリップ力。MTBタイヤ 「PURGATORY CONTROL」の魅力。

2016/09/16

荒れた路面をサスペンションのようにつかむグリップ力。MTBタイヤ 「PURGATORY CONTROL」の魅力。

オールマウンテンMTBタイヤの定番中の定番、「PURGATORY CONTROL」を紹介します。

スペシャライズドはMTBタイヤにもずっと本気である。歴史をひも解けば1976年、スペシャライズドが初めて自社製品として作ったのはツーリング用タイヤだったそうだ。そこから本気のバイクカンパニーとしての道を走り始めてからも、積極的に高品質なタイヤを、途絶えることなくずっと開発し、ずっと作り続けてきた。

そして今もスペシャライズドは、最新の乗り方に合わせた最新のタイヤを作り続ける。そんなスペシャライズドのMTBタイヤから、気になるモデルを紹介したい。

ゴツいMTBパークの名を冠した「パーガトリー」

「Purgatory Control」(パーガトリー・コントロール)は、一言で言えば『オールマウンテン』用タイヤである。MTB世界における『オールマウンテン』とは、イメージとして「山をがっちり登って、ガッツリ下る」というもの。そのイメージ通りの走りを楽しくするタイヤである。

ちなみに、名前のパーガトリーというのは、アメリカ・コロラド州デュランゴにあるMTBパークの名前に由来する。このMTBパークはとても長い歴史を持つ。1990年MTB世界選手権が開催され、当時の世界的MTBブームを作り出したきっかけとなった。

PURGATORY CONTROLをチェック > 

もう25年ほど前の話になるが、僕もこのパーガトリー・パークを1周間ほど走りこんだことがある。コースレイアウトはとても面白かったのだが、アメリカ・コロラドならではの割と岩っぽい地質で、日本の土メインの里山と比べるとゴツゴツとした印象だったのを覚えている。

ゴツいパークの名を冠するパーガトリーは、そんなゴツい路面でも、細かな変化をガッチリとつかむ。その秘密は深く高いタイヤブロックと、柔らかめのコンパウンドの組み合わせにある。柔らかく大きなゴム素材が、適度にしなることで、サスペンションのような衝撃吸収力を発揮しているように感じる。

ワイルドなトレールでサスのような衝撃吸収性を体感

タイヤサイドのケーシングはしなやかで、乗り心地は快調だ。岩も根っこなど路面の凸凹も、このしなやかなケーシングが全体的に吸収。しかし、しなやかなためにダイレクトな跳ね返りを、大きなタイヤブロックのコンパウンドで、グリップしつつ減衰しながらやわらげ、確かなグリップ力に変えている、という理屈である。

であるので、反発力=空気圧の調整には気を使ってみると面白く乗れる。空気圧を変えると、とたんに乗り心地が変わるのだ。状況に応じて空気圧を細かく調整して感覚をつかむのが吉だ。履いて試したサイズ2.3のパーガトリー・コントロールの推奨空気圧は1.7〜3.4bar。その範囲でさまざま試した結果、体重65kgで低め空気圧好きのボクでも2.2barぐらい、と、今どきちょっと高めの空気圧に落ちついた。

「パーガトリー コントロール」はここぞというトレールやエンデューロ・レースなど、きっちり長く安心して走りたい時に、その力を存分に示す軽量・ハイグリップ・MTBタイヤである。その最も大きな特徴である、ケーシングのしなやかさとコンパウンドの柔らかさが作り出す『サスペンションのような減衰力とグリップ感』。これを、ワイルドなトレールでの、上りで下りで、ぜひ体感いただきたい。

また、パーガトリーの新モデルとして、耐パンク性を上げたGRIDケーシングを使ったパーガトリー・グリッド2BRというタイヤも登場している。3.0と太めサイズのため、おそらく硬めのケーシングとなっているが、空気圧をさらに下げられる設定になっているのだろう。機会があれば試してみたい。

PURGATORYのラインナップをチェック > 

【筆者紹介】:中村浩一郎
マウンテンバイクのライダーでぼんやり物書き。パーガトリーかあ、って、とても若い日の記憶を思い起こさせられた。憧れのアメリカでのMTBパークを初めて走って、「こんな楽しいコースがあるんだあ」って思った。今は日本のパークも、アメリカ並みに、あるいは以上に楽しいコースレイアウトになってるのが嬉しいね。ふじてんとか。

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2016年クランクワークス、今どきの観かたと楽しみかた(2016年9月7日)
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2016/09/16

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荒れた路面をサスペンションのようにつかむグリップ力。MTBタイヤ 「PURGATORY CONTROL」の魅力。

スペシャライズドはMTBタイヤにもずっと本気である。歴史をひも解けば1976年、スペシャライズドが初めて自社製品として作ったのはツーリング用タイヤだったそうだ。そこから本気のバイクカンパニーとしての道を走り始めてからも、積極的に高品質なタイヤを、途絶えることなくずっと開発し、ずっと作り続けてきた。

そして今もスペシャライズドは、最新の乗り方に合わせた最新のタイヤを作り続ける。そんなスペシャライズドのMTBタイヤから、気になるモデルを紹介したい。

ゴツいMTBパークの名を冠した「パーガトリー」

「Purgatory Control」(パーガトリー・コントロール)は、一言で言えば『オールマウンテン』用タイヤである。MTB世界における『オールマウンテン』とは、イメージとして「山をがっちり登って、ガッツリ下る」というもの。そのイメージ通りの走りを楽しくするタイヤである。

ちなみに、名前のパーガトリーというのは、アメリカ・コロラド州デュランゴにあるMTBパークの名前に由来する。このMTBパークはとても長い歴史を持つ。1990年MTB世界選手権が開催され、当時の世界的MTBブームを作り出したきっかけとなった。

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もう25年ほど前の話になるが、僕もこのパーガトリー・パークを1周間ほど走りこんだことがある。コースレイアウトはとても面白かったのだが、アメリカ・コロラドならではの割と岩っぽい地質で、日本の土メインの里山と比べるとゴツゴツとした印象だったのを覚えている。

ゴツいパークの名を冠するパーガトリーは、そんなゴツい路面でも、細かな変化をガッチリとつかむ。その秘密は深く高いタイヤブロックと、柔らかめのコンパウンドの組み合わせにある。柔らかく大きなゴム素材が、適度にしなることで、サスペンションのような衝撃吸収力を発揮しているように感じる。

ワイルドなトレールでサスのような衝撃吸収性を体感

タイヤサイドのケーシングはしなやかで、乗り心地は快調だ。岩も根っこなど路面の凸凹も、このしなやかなケーシングが全体的に吸収。しかし、しなやかなためにダイレクトな跳ね返りを、大きなタイヤブロックのコンパウンドで、グリップしつつ減衰しながらやわらげ、確かなグリップ力に変えている、という理屈である。

であるので、反発力=空気圧の調整には気を使ってみると面白く乗れる。空気圧を変えると、とたんに乗り心地が変わるのだ。状況に応じて空気圧を細かく調整して感覚をつかむのが吉だ。履いて試したサイズ2.3のパーガトリー・コントロールの推奨空気圧は1.7〜3.4bar。その範囲でさまざま試した結果、体重65kgで低め空気圧好きのボクでも2.2barぐらい、と、今どきちょっと高めの空気圧に落ちついた。

「パーガトリー コントロール」はここぞというトレールやエンデューロ・レースなど、きっちり長く安心して走りたい時に、その力を存分に示す軽量・ハイグリップ・MTBタイヤである。その最も大きな特徴である、ケーシングのしなやかさとコンパウンドの柔らかさが作り出す『サスペンションのような減衰力とグリップ感』。これを、ワイルドなトレールでの、上りで下りで、ぜひ体感いただきたい。

また、パーガトリーの新モデルとして、耐パンク性を上げたGRIDケーシングを使ったパーガトリー・グリッド2BRというタイヤも登場している。3.0と太めサイズのため、おそらく硬めのケーシングとなっているが、空気圧をさらに下げられる設定になっているのだろう。機会があれば試してみたい。

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【筆者紹介】:中村浩一郎
マウンテンバイクのライダーでぼんやり物書き。パーガトリーかあ、って、とても若い日の記憶を思い起こさせられた。憧れのアメリカでのMTBパークを初めて走って、「こんな楽しいコースがあるんだあ」って思った。今は日本のパークも、アメリカ並みに、あるいは以上に楽しいコースレイアウトになってるのが嬉しいね。ふじてんとか。

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