ロードバイクはホイールで変身する。スペシャライズド「ロヴァール」を今、選ぶ理由

2017/02/21

ロードバイクはホイールで変身する。スペシャライズド「ロヴァール」を今、選ぶ理由

ロードバイクを愛するすべてのライダーおすすめできる万能型ホイール「Roval CLX50」、新登場です。

スペシャライズドのホイール「ロヴァール」は“らしさ”の結晶だ


実は自転車パーツの輸入代理店としてスタートしたスペシャライズド。欧州からロードバイクやパーツを輸入し、米国内で販売していたが、そのパーツでは満足できず、自らバイクブランドを興した。最初の製品はタイヤだったそう。本社エントランスにあるミュージアムには、道楽とも思える突拍子もないコンセプトモデルを展示する一方で、本社の2ブロック隣に、風洞実験施設を建てたり、昼休みには「ランチタイムライド」と呼ばれるスタッフレースが行われており、そのためのリーダージャージまで作っている。

最新のホイール「ROVAL」ラインナップをチェック > 


本社の2ブロック隣りにある風洞実験施設。オールブラックの外観はすごみがある


自慢の風洞実験施設。計器だらけなのかと思いきや、室内はモニターにデスクトップPCというシンプルなレイアウトだった 

共通しているのは、自転車への飽くなき探究心と情熱だ。それも並外れた。いろいろなメーカーを取材してきたが、開発陣に限らずこれほど多くのスタッフが自転車乗りであるメーカーはそうない。これがスペシャライズドらしさの源なのだ。スペシャライズドらしさ。それは新製品の開発をスタートするときにあらゆる可能性、選択肢をリサーチ、検討し、そのなかから最終的に製品として一番ベストなパッケージになるように開発を進めていくことだ。本社のすぐそばに風洞実験施設を持っているというのも、開発期間の短縮、ユーザーニーズ実現までの時間短縮に役立てるためだ。今回紹介するホイール「ロヴァール」も、その成果のひとつ。


Ian Collins Photography / @iancollinsphotography.

 

トッププロが使う究極のエアロロードと同様の高い空力性能

昨年、究極のエアロロードとして「Venge ViAS (ヴェンジ・ヴァイアス)」が登場したときに、その空力性能の高さは大きな話題となった。非常に特徴的な独自機構を多数搭載したフレームだったため、そちらに目が行ってしまいがちだが、実は空力性能の実現には、同時に発表された「Roval CLX 64」ホイールの存在も、大きな役割を果たしていた。

VENGE ViASの詳細はこちら
ロードバイクホイール「ROVAL(ロヴァール)」もオンラインストアでご購入いただけます >  



開発プロセスでは、3Dプリンターで製作したモックアップがいくつも作られ、風洞実験で最適な形状が導き出された 

UCI規定の中で使用できるハイトで、高い空力性能を実現するホイールとして、スペシャライズド本社の隣の隣にある風洞実験施設で開発されたCLX 64。それをベースに開発されたのが、ローハイトのCLX 32であり、そして今回発表されたCLX 50だ。モデル名から分かるとおり、50mmのリムハイトとなる。このホイールも風洞実験施設でのデータを元に開発され、同じハイトの他社ライバルモデルに比べて空力性能のアドバンテージがある。

クリンチャーモデルはリムブレーキ対応モデルとディスクブレーキ対応モデルがある、チューブラーモデルはリムブレーキモデルのみの展開となる。クリンチャーリムとチューブラーリムでは断面形状が違う。それはタイヤを取り付けた状態で両者のタイヤ+リムの形状が異なるため、それぞれに最適化した結果だ。

ハブはコストパフォーマンス重視でアルミ製Aero Flange(エアロフランジ)。だが、ベアリングにはセラミックスピード社製を採用、前16本/後21本のDTスイス・エアロライトスポーク。価格と性能のバランスを考慮した、戦略的なモデルである。


左)開発段階のフロントハブは、空気抵抗低減を狙って、ほぼシャフトむき出しのデザインもあった 
右)最終プロトタイプのフロントハブデザイン。プラスチック製なので取り扱い注意の札が付いている

新作は風洞実験施設を駆使したスペシャルシェイプの50mmリムホイール

CLX 50は、先に発表されていた空力性能重視のCLX 64と軽量モデルのCLX 32の間を埋める、オールラウンダーとしてのキャラクターを担う。リムハイト50mmといえば、ライバルがひしめき合う激戦区だ。明確なアドバンテージを持たない製品に生き残る場所はない。実際、開発には多くの苦労があったという。

バランスの良いホイールを目指すため、まずはリムハイトの決定から取りかかった。PCを用いたCFD解析で、45mmから55mmまで1mm刻みのリムハイトのなかで重量と空力性能のバランスが最も良く、数値的にもCLX 32とCLX 64の中間に位置するものとして最適なリムハイトが導き出された。リムハイトを高くすれば空力性能が良くなるが、重量が増える。リムハイトを下げればその逆。どこを落としどころにするのか悩んだ結果は50mm。実験検証を重ねた結果、王道の平凡な数値に落ち着いたわけではあるが、リムハイトだけを解析したわけではない。

リム断面形状は独自のもの。空気抵抗低減のためには、ある程度ワイドである必要があった。その断面形状の候補も、CFD解析から約100種類挙がった。そこから3Dプリンターで、いい数値が出そうな形状を4〜5種類くらいを起こした。それを風洞実験施設に持ち込んでテストが繰り返された。

1つの断面形状に対して、タイヤの太さは24C、26Cの両方でテストを行ったという。2種類のタイヤによる空気抵抗の差は小さいが、どちらのサイズを使っても良い数値が出る形状に決定された。加えて、クリンチャーとチューブラーの2種類もそれぞれテスト。その結果、クリンチャーとチューブラーでは異なる断面形状を与えられている。チューブラーのほうが2mm狭い。

アルミ製フロントハブの形状も、リムと同様に空力的に有利になる形状になっている。最初はほぼシャフトがむきだしのような細身のものを採用と考えていたそうだが、実験の結果が良くなかったため、製品版の形状になった。


Ian Collins Photography / @iancollinsphotography.

同じ深さのライバル製品より最大で約200g軽い

スペシャライズドはCLX 50の開発にあたり、明確な目標を設定した。それは、深さ45〜55mm、最高のエアロ性能、非常にワイド、1400g以下のホイールとすること。この『夢のホイール』の実現には、CLX 32で開発した重量削減のテクニックと、CLX 64のエアロ性能を取り入れる必要があった。そして実際、いかなる耐久性も損なわずに、あらゆる軽量化を実施。

結果として生まれたのが新作の深さ50mm、1375g(カタログ値)のクリンチャーホイールセット。このホイールは、同じ深さのライバル製品より最大で約200g軽いだけでなく、そのカテゴリーのどのホイールよりも考え得るすべてのテストで速さを大幅に上回ったものだ。

ホイール交換で向上する走行性能、快適性、安全性。そして高級感をアップさせるルックス!

そもそもなぜホイールを交換したほうがいいのか。そのメリットを見直してみたい。以下に挙げるのが大きな要素だ。

1.走行性能の向上 >  
2
.快適性、安全性の向上 >  
3
.ルックスの向上

1.走行性能の向上

リムハイトの変更、重量の変化によってバイクの走行性能を向上させることができる。例えば、ヒルクライムレースで記録向上を目標としている人の場合。ホイールを今よりも軽量なモデルに交換することは、メリットがある。同じ標高差を移動するなら、少しでも重量が軽い方が使う力が少なくて済む(その先には走行抵抗など、突き詰めていくと重量だけでは語れないところがある)。
またサーキットでの耐久レースや、ロングライドでも長い上りがないコースなら、今回発表されたロヴァール・CLX50のようなリムハイトが高いディープリムホイールがアドバンテージを持つ。一度回り出せば、速度を維持しやすいし、空気抵抗も低減することができるからだ。


Ian Collins Photography / @iancollinsphotography.

2快適性、安全性の向上

上位グレードのホイールに変更すると、1で説明したとおり、より力をセーブすることができるので、同じ距離でも快適に走ることができる。また、操作性やブレーキング性能も向上するのでより安心して走りに集中することができるようになるだろう。

3ルックスの向上

走行性能はもちろん大切だが、自分のバイクを眺めたときに、ぐっと高級感がアップするのももちろん大きなメリットだ。フレームが同じでも、より愛着が湧くこと間違いなし。

ホイール交換はプロショップに任せよう!

いざニューホイールを手に入れても、もちろんバイクに装着しなければ使うことはできない。すでに所有しているホイールと、新しいホイールを交換する時に具体的にはどのような作業が必要になるのか。以下にまとめてみた。

1.タイヤ、チューブの付け替え
パンク修理と同じ要領なので「自分でもできる」と思う人も多いだろう。

2.スプロケットの付け替え
専用工具が必要になってくるので、作業難易度は上がる。リヤのギヤセット=スプロケットを外すための工具だ。スプロケットはギヤとスペーサーで構成されており、取り付ける順番と向きがある。また最後にロックリングを締めて固定するが、その既定トルクがかなり高い。

3.ブレーキの再セッティング
そして、ショップを活用する最大のメリットが3の「ブレーキの再セッティング」だ。複数のホイールを所有している人ならわかると思うが、ロードバイクのホイールは直径が同じでも、リムの幅はまちまち。ホイールを交換するとブレーキシューとリムの間隔が変わってしまうため、ブレーキレバーの”引きシロ”が最適ではなくなってしまう。ブレーキキャリパーの調整ボルトや、ワイヤを張り直すなど専門的な知識が必要となる調整作業を行わないといけない。これを経ることで、ロードバイクは最高の性能を発揮するのだ。

ホイールも注文はネットで、商品の受け取り・取り付けはお近くのプロショップで

スペシャライズドのクリック&コレクトサービスを使えば、購入と支払いはオンラインで完了し、正規販売代理店で受け取りすることができる。また、専属スタッフから確認の連絡がはいるので安心だ。

お近くの正規販売店を検索 > 

ステップは以下のとおり:

1スペシャライズドオンラインストアで希望のホイールを選ぶ希望する商品があれば最寄りのショップで受け取ることができる。

2スペシャライズドの専属スタッフより電話またはメールの確認連絡がある

3最寄りのショップに店頭在庫があればすぐに受け取り、メーカー在庫の場合は10日前後で受け取りできる

4アフターケアは最寄りのショップで親身に対応してくれる

ロードバイクホイール「ROVAL(ロヴァール)」シリーズの詳細はこちらから >  

ROVAL CLX 50

スペシャライズドはCLX 50の開発開始にあたり、明確な目標を設定しました。それは、深さ45〜55mm、最高のエアロ性能を備え、重量1400g以下の非常にワイドなホイールとすること。この『夢のホイール』の実現には、CLX 32で開発した重量削減のテクニックと、CLX 64のエアロ性能が活かされています。

重量:1375g (リムブレーキ仕様、ペア)
価格(リムブレーキ仕様):
・フロント 118,800円(税込み)
・リア 178,200円(税込み)

ROVAL CLX 32

Roval CLX 32 Discフロントホイールは史上最軽量のカーボンクリンチャーのひとつ。しかし軽量化のために、その抜群の反応性やコントロール性を犠牲にすることはありません。厳しい勾配から平地までライダーの走りを支えます。

重量:1280g (リムブレーキ仕様、ペア)
価格:
・フロント 113,400円(税込み)
・リア 162,000円(税込み)

ROVAL CLX 64

風洞施設Win Tunnelを使い、世界最速のタイヤS-Works Turboに合うホイールとして設計されたCLX 64は、史上最もスピードの出るロードレース用ホイール/タイヤシステムです。21mmのリム内幅によりタイヤ空気容積がさらに増し、接地面が増加します。

重量:1545g (リムブレーキ仕様、ペア)
価格(リムブレーキ仕様):
・フロント 129,600円(税込み)
・リア 189,000円(税込み)

国内取り扱いロヴァールCLXホイール一覧

CLX32 チューブラー フロント/10万8000円(税込み)重量/490g
CLX32 チューブラー リヤ/15万6600円(税込み)重量/665g
CLX32 クリンチャーフロント/11万3400円(税込み)重量/550g
CLX32 クリンチャー リヤ/16万2000円(税込み)重量/730g
CLX32 クリンチャー・ディスク フロント/12万4200円(税込み)重量/610g
CLX32 クリンチャー・ディスク リヤ/17万2800円(税込み)重量/740g

CLX50 チューブラー フロント/11万3400円(税込み) 重量/535g
CLX50 チューブラー リヤ/ 17万2800円(税込み)重量/695g
CLX50 クリンチャー フロント/ 11万8800円(税込み)重量/607g
CLX50 クリンチャー リヤ/ 17万8200円
(税込み)重量/768g
CLX50 クリンチャー・ディスク フロント/12万9600円(税込み)重量/645g
CLX50 クリンチャー・ディスク リヤ/18万9000円(税込み)重量/770g

CLX64 クリンチャー フロント/ 12万9600円(税込み)重量/695g
CLX64 クリンチャー リヤ/ 18万9000円(税込み)重量/850g

CLX64 クリンチャー・ディスク フロント/14万400円(税込み)重量/645g
CLX64 クリンチャー・ディスク リヤ/19万9800円(税込み)重量/770g
 

ロードバイクホイール「ROVAL(ロヴァール)」シリーズの詳細はこちらから >  

筆者紹介: サイクルスポーツ編集部

関連記事:
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乗り出しからジブンポジションを実現!新サービス「S-WORKS FITプレミアム」始動(2017年2月1日)

2017/02/21

ロードバイクはホイールで変身する。スペシャライズド「ロヴァール」を今、選ぶ理由

ロードバイクを愛するすべてのライダーおすすめできる万能型ホイール「Roval CLX50」、新登場です。

ロードバイクはホイールで変身する。スペシャライズド「ロヴァール」を今、選ぶ理由

スペシャライズドのホイール「ロヴァール」は“らしさ”の結晶だ


実は自転車パーツの輸入代理店としてスタートしたスペシャライズド。欧州からロードバイクやパーツを輸入し、米国内で販売していたが、そのパーツでは満足できず、自らバイクブランドを興した。最初の製品はタイヤだったそう。本社エントランスにあるミュージアムには、道楽とも思える突拍子もないコンセプトモデルを展示する一方で、本社の2ブロック隣に、風洞実験施設を建てたり、昼休みには「ランチタイムライド」と呼ばれるスタッフレースが行われており、そのためのリーダージャージまで作っている。

最新のホイール「ROVAL」ラインナップをチェック > 


本社の2ブロック隣りにある風洞実験施設。オールブラックの外観はすごみがある


自慢の風洞実験施設。計器だらけなのかと思いきや、室内はモニターにデスクトップPCというシンプルなレイアウトだった 

共通しているのは、自転車への飽くなき探究心と情熱だ。それも並外れた。いろいろなメーカーを取材してきたが、開発陣に限らずこれほど多くのスタッフが自転車乗りであるメーカーはそうない。これがスペシャライズドらしさの源なのだ。スペシャライズドらしさ。それは新製品の開発をスタートするときにあらゆる可能性、選択肢をリサーチ、検討し、そのなかから最終的に製品として一番ベストなパッケージになるように開発を進めていくことだ。本社のすぐそばに風洞実験施設を持っているというのも、開発期間の短縮、ユーザーニーズ実現までの時間短縮に役立てるためだ。今回紹介するホイール「ロヴァール」も、その成果のひとつ。


Ian Collins Photography / @iancollinsphotography.

 

トッププロが使う究極のエアロロードと同様の高い空力性能

昨年、究極のエアロロードとして「Venge ViAS (ヴェンジ・ヴァイアス)」が登場したときに、その空力性能の高さは大きな話題となった。非常に特徴的な独自機構を多数搭載したフレームだったため、そちらに目が行ってしまいがちだが、実は空力性能の実現には、同時に発表された「Roval CLX 64」ホイールの存在も、大きな役割を果たしていた。

VENGE ViASの詳細はこちら
ロードバイクホイール「ROVAL(ロヴァール)」もオンラインストアでご購入いただけます >  



開発プロセスでは、3Dプリンターで製作したモックアップがいくつも作られ、風洞実験で最適な形状が導き出された 

UCI規定の中で使用できるハイトで、高い空力性能を実現するホイールとして、スペシャライズド本社の隣の隣にある風洞実験施設で開発されたCLX 64。それをベースに開発されたのが、ローハイトのCLX 32であり、そして今回発表されたCLX 50だ。モデル名から分かるとおり、50mmのリムハイトとなる。このホイールも風洞実験施設でのデータを元に開発され、同じハイトの他社ライバルモデルに比べて空力性能のアドバンテージがある。

クリンチャーモデルはリムブレーキ対応モデルとディスクブレーキ対応モデルがある、チューブラーモデルはリムブレーキモデルのみの展開となる。クリンチャーリムとチューブラーリムでは断面形状が違う。それはタイヤを取り付けた状態で両者のタイヤ+リムの形状が異なるため、それぞれに最適化した結果だ。

ハブはコストパフォーマンス重視でアルミ製Aero Flange(エアロフランジ)。だが、ベアリングにはセラミックスピード社製を採用、前16本/後21本のDTスイス・エアロライトスポーク。価格と性能のバランスを考慮した、戦略的なモデルである。


左)開発段階のフロントハブは、空気抵抗低減を狙って、ほぼシャフトむき出しのデザインもあった 
右)最終プロトタイプのフロントハブデザイン。プラスチック製なので取り扱い注意の札が付いている

新作は風洞実験施設を駆使したスペシャルシェイプの50mmリムホイール

CLX 50は、先に発表されていた空力性能重視のCLX 64と軽量モデルのCLX 32の間を埋める、オールラウンダーとしてのキャラクターを担う。リムハイト50mmといえば、ライバルがひしめき合う激戦区だ。明確なアドバンテージを持たない製品に生き残る場所はない。実際、開発には多くの苦労があったという。

バランスの良いホイールを目指すため、まずはリムハイトの決定から取りかかった。PCを用いたCFD解析で、45mmから55mmまで1mm刻みのリムハイトのなかで重量と空力性能のバランスが最も良く、数値的にもCLX 32とCLX 64の中間に位置するものとして最適なリムハイトが導き出された。リムハイトを高くすれば空力性能が良くなるが、重量が増える。リムハイトを下げればその逆。どこを落としどころにするのか悩んだ結果は50mm。実験検証を重ねた結果、王道の平凡な数値に落ち着いたわけではあるが、リムハイトだけを解析したわけではない。

リム断面形状は独自のもの。空気抵抗低減のためには、ある程度ワイドである必要があった。その断面形状の候補も、CFD解析から約100種類挙がった。そこから3Dプリンターで、いい数値が出そうな形状を4〜5種類くらいを起こした。それを風洞実験施設に持ち込んでテストが繰り返された。

1つの断面形状に対して、タイヤの太さは24C、26Cの両方でテストを行ったという。2種類のタイヤによる空気抵抗の差は小さいが、どちらのサイズを使っても良い数値が出る形状に決定された。加えて、クリンチャーとチューブラーの2種類もそれぞれテスト。その結果、クリンチャーとチューブラーでは異なる断面形状を与えられている。チューブラーのほうが2mm狭い。

アルミ製フロントハブの形状も、リムと同様に空力的に有利になる形状になっている。最初はほぼシャフトがむきだしのような細身のものを採用と考えていたそうだが、実験の結果が良くなかったため、製品版の形状になった。


Ian Collins Photography / @iancollinsphotography.

同じ深さのライバル製品より最大で約200g軽い

スペシャライズドはCLX 50の開発にあたり、明確な目標を設定した。それは、深さ45〜55mm、最高のエアロ性能、非常にワイド、1400g以下のホイールとすること。この『夢のホイール』の実現には、CLX 32で開発した重量削減のテクニックと、CLX 64のエアロ性能を取り入れる必要があった。そして実際、いかなる耐久性も損なわずに、あらゆる軽量化を実施。

結果として生まれたのが新作の深さ50mm、1375g(カタログ値)のクリンチャーホイールセット。このホイールは、同じ深さのライバル製品より最大で約200g軽いだけでなく、そのカテゴリーのどのホイールよりも考え得るすべてのテストで速さを大幅に上回ったものだ。

ホイール交換で向上する走行性能、快適性、安全性。そして高級感をアップさせるルックス!

そもそもなぜホイールを交換したほうがいいのか。そのメリットを見直してみたい。以下に挙げるのが大きな要素だ。

1.走行性能の向上 >  
2
.快適性、安全性の向上 >  
3
.ルックスの向上

1.走行性能の向上

リムハイトの変更、重量の変化によってバイクの走行性能を向上させることができる。例えば、ヒルクライムレースで記録向上を目標としている人の場合。ホイールを今よりも軽量なモデルに交換することは、メリットがある。同じ標高差を移動するなら、少しでも重量が軽い方が使う力が少なくて済む(その先には走行抵抗など、突き詰めていくと重量だけでは語れないところがある)。
またサーキットでの耐久レースや、ロングライドでも長い上りがないコースなら、今回発表されたロヴァール・CLX50のようなリムハイトが高いディープリムホイールがアドバンテージを持つ。一度回り出せば、速度を維持しやすいし、空気抵抗も低減することができるからだ。


Ian Collins Photography / @iancollinsphotography.

2快適性、安全性の向上

上位グレードのホイールに変更すると、1で説明したとおり、より力をセーブすることができるので、同じ距離でも快適に走ることができる。また、操作性やブレーキング性能も向上するのでより安心して走りに集中することができるようになるだろう。

3ルックスの向上

走行性能はもちろん大切だが、自分のバイクを眺めたときに、ぐっと高級感がアップするのももちろん大きなメリットだ。フレームが同じでも、より愛着が湧くこと間違いなし。

ホイール交換はプロショップに任せよう!

いざニューホイールを手に入れても、もちろんバイクに装着しなければ使うことはできない。すでに所有しているホイールと、新しいホイールを交換する時に具体的にはどのような作業が必要になるのか。以下にまとめてみた。

1.タイヤ、チューブの付け替え
パンク修理と同じ要領なので「自分でもできる」と思う人も多いだろう。

2.スプロケットの付け替え
専用工具が必要になってくるので、作業難易度は上がる。リヤのギヤセット=スプロケットを外すための工具だ。スプロケットはギヤとスペーサーで構成されており、取り付ける順番と向きがある。また最後にロックリングを締めて固定するが、その既定トルクがかなり高い。

3.ブレーキの再セッティング
そして、ショップを活用する最大のメリットが3の「ブレーキの再セッティング」だ。複数のホイールを所有している人ならわかると思うが、ロードバイクのホイールは直径が同じでも、リムの幅はまちまち。ホイールを交換するとブレーキシューとリムの間隔が変わってしまうため、ブレーキレバーの”引きシロ”が最適ではなくなってしまう。ブレーキキャリパーの調整ボルトや、ワイヤを張り直すなど専門的な知識が必要となる調整作業を行わないといけない。これを経ることで、ロードバイクは最高の性能を発揮するのだ。

ホイールも注文はネットで、商品の受け取り・取り付けはお近くのプロショップで

スペシャライズドのクリック&コレクトサービスを使えば、購入と支払いはオンラインで完了し、正規販売代理店で受け取りすることができる。また、専属スタッフから確認の連絡がはいるので安心だ。

お近くの正規販売店を検索 > 

ステップは以下のとおり:

1スペシャライズドオンラインストアで希望のホイールを選ぶ希望する商品があれば最寄りのショップで受け取ることができる。

2スペシャライズドの専属スタッフより電話またはメールの確認連絡がある

3最寄りのショップに店頭在庫があればすぐに受け取り、メーカー在庫の場合は10日前後で受け取りできる

4アフターケアは最寄りのショップで親身に対応してくれる

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ROVAL CLX 50

スペシャライズドはCLX 50の開発開始にあたり、明確な目標を設定しました。それは、深さ45〜55mm、最高のエアロ性能を備え、重量1400g以下の非常にワイドなホイールとすること。この『夢のホイール』の実現には、CLX 32で開発した重量削減のテクニックと、CLX 64のエアロ性能が活かされています。

重量:1375g (リムブレーキ仕様、ペア)
価格(リムブレーキ仕様):
・フロント 118,800円(税込み)
・リア 178,200円(税込み)

ROVAL CLX 32

Roval CLX 32 Discフロントホイールは史上最軽量のカーボンクリンチャーのひとつ。しかし軽量化のために、その抜群の反応性やコントロール性を犠牲にすることはありません。厳しい勾配から平地までライダーの走りを支えます。

重量:1280g (リムブレーキ仕様、ペア)
価格:
・フロント 113,400円(税込み)
・リア 162,000円(税込み)

ROVAL CLX 64

風洞施設Win Tunnelを使い、世界最速のタイヤS-Works Turboに合うホイールとして設計されたCLX 64は、史上最もスピードの出るロードレース用ホイール/タイヤシステムです。21mmのリム内幅によりタイヤ空気容積がさらに増し、接地面が増加します。

重量:1545g (リムブレーキ仕様、ペア)
価格(リムブレーキ仕様):
・フロント 129,600円(税込み)
・リア 189,000円(税込み)

国内取り扱いロヴァールCLXホイール一覧

CLX32 チューブラー フロント/10万8000円(税込み)重量/490g
CLX32 チューブラー リヤ/15万6600円(税込み)重量/665g
CLX32 クリンチャーフロント/11万3400円(税込み)重量/550g
CLX32 クリンチャー リヤ/16万2000円(税込み)重量/730g
CLX32 クリンチャー・ディスク フロント/12万4200円(税込み)重量/610g
CLX32 クリンチャー・ディスク リヤ/17万2800円(税込み)重量/740g

CLX50 チューブラー フロント/11万3400円(税込み) 重量/535g
CLX50 チューブラー リヤ/ 17万2800円(税込み)重量/695g
CLX50 クリンチャー フロント/ 11万8800円(税込み)重量/607g
CLX50 クリンチャー リヤ/ 17万8200円
(税込み)重量/768g
CLX50 クリンチャー・ディスク フロント/12万9600円(税込み)重量/645g
CLX50 クリンチャー・ディスク リヤ/18万9000円(税込み)重量/770g

CLX64 クリンチャー フロント/ 12万9600円(税込み)重量/695g
CLX64 クリンチャー リヤ/ 18万9000円(税込み)重量/850g

CLX64 クリンチャー・ディスク フロント/14万400円(税込み)重量/645g
CLX64 クリンチャー・ディスク リヤ/19万9800円(税込み)重量/770g
 

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筆者紹介: サイクルスポーツ編集部

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