2017.03.28

サイクリングを通じて豊かなライフスタイルを提案したい。そのために、今求めている人材とは? スペシャライズド・ジャパン代表 小松 亮 【採用インタビュー】

当社では、マーケティング部門のトップを担う人材の採用を進めています。新代表に就任した小松のインタビューを通じて、カルチャーや働く環境をご紹介します。

現在、スペシャライズド・ジャパンでは、マーケティング部門のトップを担う人材の採用を進めています。そこで、2017年1月に新代表に就任した小松亮のインタビューを通じて、スペシャライズド・ジャパンのカルチャーや働く環境をご紹介します。

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本格的なバイクに初めて乗った時の感動が、今も忘れられない

-- 小松さんが自転車をライフスタイルに取り入れたのはいつ頃でしょうか?

スペシャライズド・ジャパンはスポーツバイクを扱っている会社なので、自転車や運動好きな社員が大半を占めています。

しかし、私自身のことで言えば、2007年1月に入社した際は、まったくのスポーツ素人。それまで財務担当として海外駐在経験もあったため、今まで培ってきたキャリアを活かせる外資系の会社として当社を選びました。

正直に言いますと、その頃していた運動といえば週1のジム通いくらいだったのです。そこで、スペシャライズドに入社したからには自転車を日常に取り入れてみようと思い、ちょっといいクロスバイクを購入しました。通勤で使いはじめてびっくりしましたね。シティサイクル(ママチャリ)だと会社まで片道9kmの道のりに40分かかっていたのが20分に短縮できて、その時はじめてバイクのスピードと快適性に感動を覚えたのです。

その後、本格的に自転車にはまったきっかけはGWの休みの日に仲間と一緒に行った箱根の峠越え。途中、坂が急なところは自転車を手で押しながら登り、正直言うと大変だったのですが(笑)、山頂の芦ノ湖周辺に着いた頃には、大きな達成感を味わうことができ、もっと自転車を楽しみたいと思っている自分を発見できました。

トライアスリートの聖地、ハワイ・コナの「アイアンマン世界選手権」出場へ

-- 全くの自転車初心者から、今ではアイアンマンレースに出場するまでに。それまでの経緯とは?

私は常に変化を大切にしています。その上で、人生の大きな転機となったのはトライアスロンです。2008年当時、まだ人気スポーツではなかったので、社内でもやっている人はいませんでしたが、私自身は学生時代に水泳をしていたのと、自転車にはまりはじめたタイミングだったので、完走はできるかもしれないし、健康にもいいのではと思いはじめたのです。

そこから、オリンピック・ディスタンス(スイム1.5km、バイク40km、ラン10km)、その2倍の距離のミドル・ディスタンスの大会に立て続けに挑戦し、思った以上の順位でゴールすることができました。

ランでは20kmも走ったことがなかったというのに、練習すればできるものですね(笑)少しずつ結果が出てきて、トライアスロンが楽しくなっていったのです。

その後、スペシャライズドでもトライアスロン用バイクの開発をはじめ、自ら自社製品をレースに導入することでバイクにも自信が付き成績も上がっていきました。そして、2011年に「アイアンマン・ディスタンス(スイム3.8km、バイク180km、ラン42.195km)」の世界大会の切符を手に入れるまでに。

小松の「アイアンマン70.3合肥」レポート >  
アイアンマン世界選手権への挑戦
小松が選ぶトライアスリートが乗るべきバイク、使うべき機材

 

スペシャライズドに入社するまでは、ママチャリしか乗ったことがなかった私が、2015年には北海道・洞爺湖で開催された「アイアンマン・ジャパン北海道」で、45〜49歳のエイジ(年代)カテゴリーで優勝。年に1度ハワイのコナで行なわれるアイアンマン世界選手権にも出場できるようになるのですから、人生何があるかわかりません。

現在は、子供が生まれ、スペシャライズド・ジャパン代表にも就任し、より練習時間を確保するタイムマネジメントが重要になりましたが、2017年もコナのアイアンマン出場は決まっています。まだまだ挑戦は続きます。

バイクに乗れれば、全員がライダーである

-- ご自身もアスリートとして活動されている中で、スペシャライズドの魅力とは何だと感じていますか?

全てのライダーが求めている走りを、最高の性能でサポートできることです。トライアスロンであればライドの後にランがあるため”足を残せる”乗り心地を重要視し、スピードはもちろん快適性も最高レベルの技術で応えています。

例えば、レースバイクで求めれる推進力を得るために、自社所有の風洞実験施設「Win Tunnel」を使って開発やテストに何年も費やしていますし、そういった技術の探求への投資は惜しみません。

また、「バイクに乗れれば、全員がライダーである」という想いのもと、世界最高峰のレースで戦うロードバイクやマウンテンバイクはもちろん、レース仕様ではないフィットネスバイクまで全てのカテゴリーで、乗り味が良く自分が思った通りの操作性を得られるバイクを提供し、コンポーネンツ・アパレル製品なども合わせて、最高の製品作りをしているのが特徴です。

さらには、販売チャンネルもスペシャライズド正規販売店はもちろん、2017年に開始した「Click & Collect」は、スペシャライズドの専属スタッフがコンシェルジュとなり、インターネット通販で購入した後、実店舗で受け取ることでメンテナンスやアフターケアにも対応するサービスとして展開。既存の販売チャンネルだけではなく、新たに増やした販売チャンネルでも商圏を荒らすことなく、ユーザーが最高のサービスを受けられる仕組みを導入しています。

このように既存の日本のサイクルインダストリーにない取り組みもはじめ、オンライン・オフラインの良さを活かしたオムニチャネル化を進めていくことでスペシャライズドの魅力をより多くの人に伝えていきたいと考えています。

オムニチャネル化に向けて、マーケティング部門をリードしてほしい

--スペシャライズド・ジャパンでは、今どんな人材が求められているのでしょうか?

私たちは、自転車を売る会社ではなく、自転車のあるライフスタイルを提案する会社だと思っています。だからこそ、社員にも日常的にサイクリングに関わり、ライダーの気持ちをわかっていてほしいのです。

例えば、スペシャライズドのファンを作るマーケティング部門は、今まで他社で培ってきた知識・経験を存分に生かしてほしい職種です。特に、今回求めているのは部長クラスの人材なので、マーケティングやリーダーとしての経験は必須です。だからと言って、机に向かうだけの仕事で完結し、サイクリストや自転車販売店などとリアルの世界でコミュニケーションができていないのでは、当社のこのポジションは務まりません。

今後注力している販売網のオムニチャンネル化に向けてリーダーシップを発揮していただくと同時に、普段から自転車に乗ったり、イベントを開催してファンと交流したり、時には自ら大会に参加したりと、自らも自転車を通じてライフスタイルを豊かにしていく姿勢があるといいですね。その気持ちがあれば、会社としてもしっかりと活動を後押ししていきます。

日本のサイクリングシーンに新たな風を

-- 最後にスペシャライズドに興味を持っていただいた方にメッセージをお願いします。

スペシャライズドはグローバル企業でありながら、日本ではまだ35人程の中小企業です。お昼に社員同士でツーリングに行くランチライドの制度があったり、育児休暇を積極的に推奨しており、1年で3人程取得するなど女性の活躍をサポートする土壌があり、人を大切にするカルチャーも根付いています。

また、私自身、30年財務畑を経験してきた中で、通常の会社であれば、バックオフィスは目立たないポジションとして日々働いていたかもしれません。しかし、スペシャライズドに入社してから、イベントでファンと交流したり、自らもトライアスロンを通じて積極的に現場やお客様と関わってきたからこそ、今があると思っています。

だからこそ、この環境でいろいろな経験をし、自らも豊かな人生を歩んでいける方と、日本のサイクルシーンに新たな風を起こしていきたいですね。

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