2020.05.28

スペシャライズドのバイクで自転車通勤・通学を始めよう!前編

スペシャライズドのバイクで自転車通勤・通学をアップデートしませんか?新しい生活様式として注目度大の自転車通勤のいろはを2回に分けてお伝えします。

鉄道やバスといった公共交通機関は私たちの暮らしを支えてくれる大事な存在ですが、一方で、毎日決まった時間に決まったルートで、人混みに囲まれながら移動するのを苦痛に感じてしまうことも、時としてありますよね。クルマ通勤も、都市部では渋滞がつきもの。

そこでぜひ検討したいのが「自転車通勤」「自転車通学」です。自転車を使うことで、ただのルーチンだった移動が、充実した時間へと生まれ変わります。

目次

自転車通勤はメリットがいっぱい
自転車通勤・通学の距離は5km?10km?時間はどれくらい?
自転車通勤・通学の注意ポイント

自転車通勤にはいくつかのメリットがありますが、スペシャライズドアンバサダーの竹谷賢二さんが、以前のブログでこんなふうに表現していました。

移動をパーソナライズ出来る、という一言になるかと思います。出発時間、経路、服装、荷物など様々なことを自由な発想で自分自身で決めることが出来ることが最大のメリット、自分らしいスタイルで通勤・通学出来ることです!

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別の表現をするならば「移動時間が“あなたのもの”になる」とでも言いましょうか。

例えば、電車で通勤していると、その通勤時間ってまるで拘束時間の一部のように感じられませんか? 退社後に少し寄り道してショッピングや友人との食事などを楽しんだとしても、ターミナル駅から電車に乗り込んだ瞬間、少し気持ちが冷めてしまう——そんな経験をしたことはないでしょうか。

クルマで通勤している人でも、朝晩のラッシュアワーで渋滞にはまり、ただ排気ガスを出しながら、ラジオを聴きながらひたすら右折信号を見送る……なんて時間を過ごしていたりしませんか?

ただ、自転車通勤にもデメリットがまったくないかというと、違います。路上に出れば、交通事故にあうリスクはどうしても生じます。また、電車で通勤・通学しているときと違って、ゲームをしたり読書をしたり、友達とSNSでメッセージをやりとりしたりといったこともできません。クルマのような屋根もありません。

しかし、自転車で通勤・通学しているその時間は、まさに自分自身のためにあります。自宅とオフィスや学校との間を移動するだけではなく、カラダを動かすことによってリフレッシュしたり、運動不足を解消したり、はたまたトレーニングになったりといったメリットを享受できるのです。

自転車通勤のメリット

・移動時間がフィットネスの時間に
・運動不足解消
・時刻表に左右されず、自分の好きな時に移動できる
・渋滞や満員電車のストレスから解放
・オンとオフの切り替えができて、気持ちもスッキリ

・毎日好きなルートで移動できる
・災害に強い
・交通費が浮く

それだけではありません。よく「徒歩以上クルマ未満」と言われる絶妙なスピード感をもつ自転車で移動すれば、今までは電車で通り過ぎるだけだった街の空気や季節の移ろいを直に感じることができますし、帰宅時にちょっとルートを変えてみれば、新しい発見があるかもしれません。

つまり自転車での通勤・通学は、フィットネス面の効果に加えて、感性を研ぎ澄まし、新たな視点を得るということでもあるんです。

「暑い季節は汗をかくのでは?」「スーツで自転車に乗ったらすぐにボロボロになるのでは?」といった疑問もあるでしょう。

そして「どういった自転車が通勤や通学に向いているのか」「どれくらいの距離なら通勤できるのか」といったことも気になりますよね。ひとつずつ、見ていきましょう。

自転車で通勤や通学をする上でまず気になるポイントは「距離」ではないでしょうか。とくに、シティサイクルしか乗ったことがない人からすれば「自転車で10km走った」と聞けば、そんなに長い距離を自転車で!?と思うことでしょう。

実際のところ、スポーツバイクはシティサイクルと比べると圧倒的に軽くて乗りやすく、効率よく遠くまで行くことができます。ロードバイクが使われるサイクルロードレースでは1日に200kmを走りますし、街乗りでよく使われるクロスバイクだって、1日100kmのサイクリングをこなすことは可能です。

スポーツバイクにとって、片道5kmや10kmの自転車通勤は「楽勝」の範囲と言えるでしょう。

もちろん、長い距離を毎日走れば疲れますし、汗をかいたりもします。また、服装や荷物の量によって、乗りやすさや疲労度も変わってきます。そして体力も人によって差があります。

そこで重要なのが「今の自分にとっての適切な距離と所要時間」を知ることです。

Googleマップに代表される地図サービスのルート検索機能を使えば、だいたいのルートと距離を知ることができます。Googleマップのストリートビューを使うことで、道幅などの通行環境もチェックできるでしょう。

そして、所要時間をどれくらい見ておくかも重要です。最初のうちは、かなり長めに見積もっておきましょう。というのも、慣れるまではうっかり道を間違える可能性もありますし、パンクなどのトラブルが起きることも考慮する必要があるからです。

初心者の方は、クロスバイクやMTBなら平均時速15kmほど、ロードバイクでも平均時速20kmを目安に始めてみてはどうでしょうか。そして「週に1回」といったような無理のないペースで実践し、感覚を掴んでください。

自転車で通勤・通学する上では、気をつけなければならない点も、いくつかあります。

安全第一のライドを

自転車通勤・通学の最大の目的は、安全に出かけ、そして安全に帰宅することです。ライドは安全を第一に! そのためには、時間的な余裕と心の余裕をもって通勤・通学することが大事です。

交通ルール

自転車は車道を左側通行するのが原則:軽車両にあたる自転車は、車道の左側を通行するのが原則です。自転車専用通行帯が設けられていれば、そこを通行します。もちろん「自転車通行可」の歩道を通行することもできますが、スピードを出して走るのは厳禁です。

警視庁自転車の交通ルールについて>

また、携帯電話を操作したり、イヤフォンで音楽を聞いたり、傘をさしたりといった「ながら運転」は、各都道府県の道路交通法施行規則・細則で禁止され、罰則規定もあります。もちろん、罰則の有無以前の問題で危険な行為ですから、絶対にやめましょう。

勤務先や学校の許可

自転車通勤・通学をするにあたっては、勤務先や学校のルールを確認しましょう。勤務先が自転車通勤を禁止している場合、勤務先に隠れて自転車通勤をしても、通勤中に事故に遭うリスクを考えれば、メリットは何ひとつありません。

駐輪場

勤務先や学校に駐輪環境があるかどうか、事前に確認しましょう。盗難防止はもちろんですが、歩行者の迷惑にもなりますので路上に放置するのは絶対にやめましょう。

省スペースに多くの自転車をスピーディーに収容できる全自動の機械式駐輪場『サイクルツリー』も全国27か所に108基が設置されていて、その収容台数は約22,000台にのぼります。入出庫も簡単で、とても利便性にも優れています。こういったセキュリティの高い駐輪施設を利用するのも視野に入れましょう。

また、自宅での保管にも気をつかいましょう。できれば、自宅の室内で保管したいところです。室内保管は、自転車が風雨にさらされる機会が少なくなり、自転車を長持ちさせるというメリットもあります。

盗難対策

駐輪場にも、ただスペースが提供されるものから、機械式のロックがあるもの、屋内型のものなどさまざまなタイプがあります。いずれにしても、複数のロックを使うなどの盗難対策を行いましょう。

勤務先だけでなく、自宅でも油断は禁物。マンション・アパートの駐輪場や自宅敷地内での盗難事例もあるので、ロックはしっかりかけておきましょう。

ルート設定

自転車通勤のルートは、ただ最短距離ならよいというわけではありません。少し遠回りであったとしても、より自転車の通行に適した道路があれば、そちらを選択することも考えましょう。

被視認性を高める

多くの人にとって、帰宅時間帯は夜となりますが、昼夜問わず走行時には必ずヘッドライトとテールライトを点灯しましょう。また、夜間でも目立つ色のウェアを身につけることで被視認性を高める、つまり他の交通から見つけてもらいやすくすることも、自分の身を守ることにつながります。

スペシャライズドのアパレルには、昼夜を問わず被視認性を高める「HyperVizコレクション」があります。このようなアパレルを活用するとよいでしょう。

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自転車保険

自転車利用者に、自転車保険への加入を義務化する自治体が増えています。自賠責保険のない自転車だからこそ、万が一の事態に備えて自転車保険に加入しましょう。スマートフォンやコンビニエンスストアのマルチコピー端末などから、手軽に加入できる自転車保険もあります。

スペシャライズドのバイクで自転車通勤・通学を始めよう!後編はこちら>

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