2020.09.30

THE ALL NEW CHISEL-レースで培われた形状

表彰台の頂点に立つには、カーボンだけが唯一の選択肢ではありません。アルミXCバイクの中で最高性能と走破性を持つChiselなら速さと効率性の高さを体感できます。

レースで培われた形状

40年におよぶクロスカントリー(XC)レースで学んだあらゆる経験を注ぎ込んだ新型Chiselは、圧倒的なスピードで上り、コーナーを勢いよく曲がり、ロックセクションを駆け抜けられる真のXC レースマシン。現在のアルミXCバイクの中で最高の性能と走破性を持つ新型Chiselなら、速さと効率性の高さを体感できます。表彰台の頂点に立つには、カーボンだけが唯一の選択肢ではないことを証明するバイクです。

レースで戦える軽さ

XC レースの勝敗が決まるのは上りだと言われており、バイクが軽ければ軽いほど、より速く上れます。そこでChiselは軽量化にこだわり、そのフレーム重量はアルミハードテイルでは最軽量の部類となる1,400g。これは、カーボンに迫る軽さです。最先端のD'Aluisio Smartweld Technology(DSW/ダルージオ・スマートウェルド・テクノロジー)とM5 アルミニウムにより、可能な限り軽いチューブを用いて、強度や剛性を一切犠牲にしない超軽量フレームを実現しました。こうして完成した新型Chiselは、上りと加速があまりにも速くて効率的なので、どこかにモーターを隠しているのではと疑いたくなるほどです。

勝つためのチューニング

アルミフレームの乗り心地が体に優しくないというのは、もはや過去の話。DSWやハイドロフォームチューブを利用することで、チューブ形状を根本的に変え、バテッドチューブ設計を特定部位に用いてバランスの取れた完璧な乗り心地を生み出します。細身で楕円形状のシートステーは横方向の剛性が高いため、踏み込んだ瞬間に加速し、コーナーや荒れたセクションで狙ったラインを正確にトレースできます。また、垂直方向のコンプライアンス(振動吸収性)に優れているので、荒れた路面の凹凸が体に伝わりにくく、疲労を最小限に抑えながらより速いスピードを維持できます。つまり、より激しく走ることができ、これが速さにつながるのです。

荒い走りも安心

XCレースのコースは年々難易度が上がっているため、Epic Hardtailに先駆けて取り入れているトレイルに最適化した先進的なジオメトリーを新型Chiselにも採用し、もっとも走破性の高いアルミハードテイルとなるようにしました。ヘッドアングルを68度に寝かせ、ボトムブラケットは低く、リーチを伸ばし、チェーンステーを縮め、フォークのオフセットを短く改良。その結果、高速域の下りでも安定性が驚異的に高く、登坂性能やハンドリング性能が一切損なわれていないという、安心感をもたらしつつ機敏な走りが可能なバイクが誕生しました。この特性の組み合わせは、他のアルミXCハードテイルバイクにはありません。

ドロッパーポスト対応

DSWのメリットを最大限に活かす形で、30.9mm径のシートポストを採用。しかも、重量は一切増えていません。
つまり、より長いトラベル量のドロッパーポストを使い、巧みなバイク操作が求められるセクションでの走破性や安心感を高められるのです。

ケーブルは内装式

ブレーキライン、シフティングケーブル、そしてドロッパーポストケーブルをフレーム内に完全に内装し、転倒などによる不要な破損を防ぎます。しかも、プロ仕様のようなクリーンな外観も実現されます。

12 X 148 MMのリアスルーアクスル

クイックリリースよりも強い固定力のリアスルーアクスル(12x148mm)を採用。リアエンドの強度と安定性を大幅に向上させるため、パワフルにペダルを踏み込むときや、下りのセクションに勢いよく突っ込んだ際にその高い剛性を感じられるでしょう。

D’Aluisio Smartweld Technology:未来のアルミニウム合金

これまで、アルミニウムチューブの接合部は、溶接工の技量に大きく依存した方法で切断・溶接されていました。
D’Aluisio Smartweld Technologyでは、これらの接合部をエンジニアが設計。ヘッドチューブ、トップチューブ、ダウンチューブは、ハイドロフォーム加工を施してふちの部分をカーブのついた半球体にし、これらのふち同士を合わせるとできあがる谷間に溶接材料を流してシームレスに接合されます。こうすることで、従来の溶接方法よりもはるかに高剛性で、耐久性がより高く、品質がより安定した接合部を作ることができます。

D’Aluisio Smartweld Technologyについて詳しく>


左:従来の溶接方法 右:D’Aluisio Smartweld Technology

接合部は応力がもっとも掛かる部位から遠ざけられているため、チューブ形状や仕上がりを根本的に変えることができます。接合部はとても頑丈なので、他の部位に用いる部材がより少なくて済み、アルミニウムフレームではこれまでに不可能とされてきたほどの振動吸収性を持たせることができます。適切な部位で薄めのチューブを使うことで、従来のアルミニウムとは異なる反応性が得られ、新たな新たなライドクオリティーを引き出すことができました。

 
Chisel ラインナップ
Chisel Comp
新型Chisel Compは、XC ライドやレースをこれから始める方に最適です。控えめな価格でレースの参加費を残しておくことができながら、レースで上位を狙えるあらゆる特徴を採用します。
このChiselは、レスポンス良く変速するShamano SLC 1x12速ドライブトレイン、パワフルなM6100 油圧ディスクブレーキ、100mmトラベル (XS サイズは80mm)のRockShox Judy Gold フォーク、内幅25mmのアルミ合金ホイール、 Fast Track Control 2.3インチタイヤを搭載します。


Chisel Compをチェックする>

Chisel

新型Chiselは、クロスカントリートレイルや最新のレースコースをできるだけ速く走り抜けるために生まれたバイク。実際、Epic HTと同じいくつもの特徴をお求めやすい価格のパッケージに採用し、もっとも効率よく走れる高性能アルミ合金ハードテールとなっています。このモデルは、性能が実証済みのShimano Deore 1x12速ドライブトレインとMT400 油圧ディスクブレーキ、RockShox Judy Silver フォーク、内幅25mmのアルミ合金ホイール、Fast Track Control 2.3タイヤを搭載します。


Chiselをチェックする>

関連記事:
マウンテンバイク初心者必見! マウンテンバイクの「いろは」(2019年6月19日)

すべてのライダーにパフォーマンスを!新しいRockhopper(ロックホッパー)で山も街も楽しもう!(2020年5月13日)
初心者におすすめ!新型マウンテンバイク、Fuse登場!(2019年6月19日)
 


カテゴリ
キーワード