竹谷賢二さんが楽しむ、新しいStumpjumper

2018/06/07

竹谷賢二さんが楽しむ、新しいStumpjumper

膝を使って乗る、低くて長くてヒラヒラ曲がる新しいStumpjumper、アドバイザー竹谷賢二さんのインプレッションをお届けいたします。

「かっこよくないですか? でも色が、ぜんぜん見たように映らない。。。一眼レフでもだめ?」

先日発表されたスペシャライズド S-Works Stumpjumper 27.5。3か所のリアエンドとリアショックのマウント部分すべてをフレームと直接つないでフレームのたわみを最小限に抑え、剛性と衝撃吸収性を大幅に向上。リアサスへ悪影響を及ぼさないサイドアームデザインを採用した「究極のトレイルバイク」がそのコンセプト。

久しぶりにMTBトレイルを走るという竹谷賢二さんに、このモデルでごきげんなトレイルを走ってもらい、その走りの感覚を教えてもらいました。

竹谷さんが乗るこのモデルのカラーは、グロスアシッドキウイ。この色は、スマホでも一眼レフでも再現できません。そこがまず、これまでのスタンプジャンパーとの大きな違い。でもそれ以上に違うところを、竹谷さんに解説してもらいましょう。

究極のトレイルバイクStumpjumperをチェックする>
TKのマウンテンウエアをチェックする>
ケガを防止!TK着用のアトラスニーパッドについて>

「これまでのスタンプジャンパーは、乗り味がサスと同じ挙動を自分でする、ということだったんですが、これはバイクの一番いいところに入っていく。低く、ヒザを多く使って乗るという感じです」

このスタンプジャンパーはS-Works。カーボンフレームの最高級モデルに、コンポはSRAMイーグルを装備、リアのギアは最大50Tが入ります。この登りの乗り味を竹谷さんは、アプローチでこんなふうに感じます。

「ペダリングしていると、サスの戻りと合わせてサスがシュシュって伸びて、反発力みたいのが得られて伸びるように進むんです。それにS-Worksならではの軽さがありますね。エピック、ターマック、といった血筋につながるS-Worksとしての軽さ、これは明らかにありますね」


「それに、フロントの剛性です。フロントサスが、よく動いているんですが、ヨレない。これがすごい。登りで疲れてくると、カラダがフラつきグラつくことが多い。でもこれはハンドルが切れていてもバイクが真っ直ぐ進むんです。ジオメトリーによる登りやすさ、安定性ってことになるんでしょうけど」

「荒れた路面の登りは、サスペンションを動かす設定がいいんです。少し沈み込ませたほうが、ハンドルポジションが安定して漕ぎやすい。サスがちょっと入ったところで、ちょうどいい具合に抑制が効くんですね。サスストロークで、中間域が安定しやすい。よく『登りでは前サスを硬く』なんて言われますが、少し沈めて遊ばせたほうが、視線も上体も安定して、実際はペダリングしやすい」

「下りになると、車体自体の切り返しが速いんで、ゆっくりのスピードだと、切り返しの速さが楽しめない(笑)。

そういう動きの速さが出るスピードでは走りたいですよね。その切り返しの速さが楽しめる、その速度域はそれぞれですけど、それぐらいのところで、ぜひ楽しんで欲しいんですよね。

バイクに余裕があるんですね、クルーザーみたいな。トレイルクルーザー。決して遅くない、速くて、このトレイルで、安全に出せるスピードが出せる。その人が安全に走れる速度の高めが引き出される。あなた本来の速さが(笑)」

「コーナーの挙動もコンパクトになるというか、自分を中心に半径が短くグィッと曲がる。

コーナーでは棒立ちで曲がるより、前膝をできる限り縮めて使って、重心も低くして欲しい。ぜひヒザを柔らかく。ヒザを曲げると。曲がるし進むし、伸びて走ります。

そこから『バイクに合わせる』。バイクが『ここらあたりだよ』っていうあたりに重心を置く。それは、今まであなたが感じていた自転車の重心より少し低いところにあるかもしれない。それは、乗ればわかる」

「腰を落とすというか、低いポジション。バイクの指し示すところに。乗れば分かる。曲がれば曲がるほどわかっていくし、体もそのバイクが求める場所に入っていくんですね。上下は簡単にわかるんだけど。上下はむしろ、曲がるほど分かる。僕もいいアンバイを探すほど、重心が下がっていったから」

「それなのに、切り返し性は、速いし軽いしビュッと行く。最近、マウンテンバイクに乗っていなくて、反応が遅れて、バイクが前に行ってカラダが遅れても、たぶん戻せる。

安定感があるから、バイクの上で取れるポジションの広さがハンパない。ちゃんと乗れるエリアが広いから、体が少し遅れても、全然平気。

気持ちばかりが前に行ってポジションやタイミングがズレたり遅れても(笑)バイクがカバーしてくれる。ズレを補正範囲としてカバーするから、一言で言うと、転倒しない。心が広いんですね」

「だけどクイックな感じの速さ、取り回し、のよさ。登りで感じていた安定する長さが、どっかいっちゃったみたいな。コーナーで左右に降ると、最小半径というのを小さく感じるんです。傾けるとホイールベースが短くなったような感じが。

ビンディングに慣れてるひとも、フラットペダルで、内側に足を出しても、ペダルに残っている足はビシっとくっついている。地球に対しての自分の体が定位にあって怖くない。これの位置が安定しているから、体の戻しがすぐできる。

つまりバイクの挙動が安定してるってことなんでしょうね。オープンポジションで、上りも全部行けるとのこと。外から見てると路面を追従して動いているんですが、本人は特にキックバックも感じずにいい感じで進んでいく」

「結局、どこがどういいの? と言えば、全体が均一にいい感じがするってことなんですね。ウルトラスムーズな作りというか。しかも特徴的な部位の集合体になっていないから、なぜいいのかわかんない。

ホイールが軽いのは分かるけど、全体が軽いから、ホイールの軽さは目立たない。フロントの剛性とかリアの俊敏さとか、全部に剛性あって、全部がいい感じになんですね。乗ってて気になることはまったくない。

この良さをどう表現するの、って聞かれても、断定しづらい。ホント、ドコが仕事してんの、って感じです」

「正直、ポジション、自分がいる位置に対してBBの位置、その動きやすさというのもあるし、バイクの向きが変わっても、そこの定位は定まっているというか。

だから、その、振られづらい、乗りやすいというのがあるんで。なんだかわかんないですけど、いい場所に乗れる。地球に対していい場所に乗れるというか」

「一歩引いてトレイルを見回した時に、このトレイルの空間的にここにいるといいね、という場所にいられるというか。今、このトレイルのこのコーナーだったら、空間的に体はどこにどう居るといいだろう、ところに行ける。狙ったラインの場所にいられるってことかな。ここだと安定するよね、という場所を繋いでいける。

ただそれがナニで実現しているのか、というのはよくわかんないけど。低重心とか安定性とかそういうことになると思うんですが。言い出すとあるんですけど、結局、滑らかすぎてわかんない。

そんなバイクです。この新しいスタンプジャンパーは。左右非対称であることで、まず剛性が上がっていることは間違いないんですけど(笑)」

 

という竹谷さんのインプレをいただきました。実際に、MTBに乗るのが久しぶりだったそうですが(ヒトコケ以外は)絶好調に乗り回していました。

結果、スペシャライズド S-Works Stumpjumper 27.5は、

1)膝を使おう
2)登りでもサスは固めない
3)高剛性が織りなす滑らかなサスの動きを楽しむ

がポイントのよう。ただひとつ難しいのは、この色を、ちゃんと写真に収めること。

 

「ぜひ実際のバイクの色を見て、できれば速く乗ってみて、感じて欲しいです」

究極のトレイルバイクStumpjumperをチェックする>

竹谷賢二さんのスタイリング
シャツ:ENDURO COMP 3/4 JERSEY
ショーツ:ENDURO SPORT SHORT
パッド:ATLAS KNEE PAD
ソックス:ROAD MID SOCKS(竹谷さんが着用しているものは参考商品です。)
ヘルメット:PREVAIL U
シューズ:2FO FLAT 2.0 MTB SHOE

=====================

【ライダー紹介】竹谷賢二
31歳でプロライダーに転向後複数回のMTB全日本XCOチャンピオン獲得。アテネ2004オリンピックMTB種目出場。現在はエンデュア・ライフを経営、NHK BS1『チャリダー』解説、スペシャライズド・アンバサダー他。

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2018/06/07

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膝を使って乗る、低くて長くてヒラヒラ曲がる新しいStumpjumper、アドバイザー竹谷賢二さんのインプレッションをお届けいたします。

竹谷賢二さんが楽しむ、新しいStumpjumper

「かっこよくないですか? でも色が、ぜんぜん見たように映らない。。。一眼レフでもだめ?」

先日発表されたスペシャライズド S-Works Stumpjumper 27.5。3か所のリアエンドとリアショックのマウント部分すべてをフレームと直接つないでフレームのたわみを最小限に抑え、剛性と衝撃吸収性を大幅に向上。リアサスへ悪影響を及ぼさないサイドアームデザインを採用した「究極のトレイルバイク」がそのコンセプト。

久しぶりにMTBトレイルを走るという竹谷賢二さんに、このモデルでごきげんなトレイルを走ってもらい、その走りの感覚を教えてもらいました。

竹谷さんが乗るこのモデルのカラーは、グロスアシッドキウイ。この色は、スマホでも一眼レフでも再現できません。そこがまず、これまでのスタンプジャンパーとの大きな違い。でもそれ以上に違うところを、竹谷さんに解説してもらいましょう。

究極のトレイルバイクStumpjumperをチェックする>
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「これまでのスタンプジャンパーは、乗り味がサスと同じ挙動を自分でする、ということだったんですが、これはバイクの一番いいところに入っていく。低く、ヒザを多く使って乗るという感じです」

このスタンプジャンパーはS-Works。カーボンフレームの最高級モデルに、コンポはSRAMイーグルを装備、リアのギアは最大50Tが入ります。この登りの乗り味を竹谷さんは、アプローチでこんなふうに感じます。

「ペダリングしていると、サスの戻りと合わせてサスがシュシュって伸びて、反発力みたいのが得られて伸びるように進むんです。それにS-Worksならではの軽さがありますね。エピック、ターマック、といった血筋につながるS-Worksとしての軽さ、これは明らかにありますね」


「それに、フロントの剛性です。フロントサスが、よく動いているんですが、ヨレない。これがすごい。登りで疲れてくると、カラダがフラつきグラつくことが多い。でもこれはハンドルが切れていてもバイクが真っ直ぐ進むんです。ジオメトリーによる登りやすさ、安定性ってことになるんでしょうけど」

「荒れた路面の登りは、サスペンションを動かす設定がいいんです。少し沈み込ませたほうが、ハンドルポジションが安定して漕ぎやすい。サスがちょっと入ったところで、ちょうどいい具合に抑制が効くんですね。サスストロークで、中間域が安定しやすい。よく『登りでは前サスを硬く』なんて言われますが、少し沈めて遊ばせたほうが、視線も上体も安定して、実際はペダリングしやすい」

「下りになると、車体自体の切り返しが速いんで、ゆっくりのスピードだと、切り返しの速さが楽しめない(笑)。

そういう動きの速さが出るスピードでは走りたいですよね。その切り返しの速さが楽しめる、その速度域はそれぞれですけど、それぐらいのところで、ぜひ楽しんで欲しいんですよね。

バイクに余裕があるんですね、クルーザーみたいな。トレイルクルーザー。決して遅くない、速くて、このトレイルで、安全に出せるスピードが出せる。その人が安全に走れる速度の高めが引き出される。あなた本来の速さが(笑)」

「コーナーの挙動もコンパクトになるというか、自分を中心に半径が短くグィッと曲がる。

コーナーでは棒立ちで曲がるより、前膝をできる限り縮めて使って、重心も低くして欲しい。ぜひヒザを柔らかく。ヒザを曲げると。曲がるし進むし、伸びて走ります。

そこから『バイクに合わせる』。バイクが『ここらあたりだよ』っていうあたりに重心を置く。それは、今まであなたが感じていた自転車の重心より少し低いところにあるかもしれない。それは、乗ればわかる」

「腰を落とすというか、低いポジション。バイクの指し示すところに。乗れば分かる。曲がれば曲がるほどわかっていくし、体もそのバイクが求める場所に入っていくんですね。上下は簡単にわかるんだけど。上下はむしろ、曲がるほど分かる。僕もいいアンバイを探すほど、重心が下がっていったから」

「それなのに、切り返し性は、速いし軽いしビュッと行く。最近、マウンテンバイクに乗っていなくて、反応が遅れて、バイクが前に行ってカラダが遅れても、たぶん戻せる。

安定感があるから、バイクの上で取れるポジションの広さがハンパない。ちゃんと乗れるエリアが広いから、体が少し遅れても、全然平気。

気持ちばかりが前に行ってポジションやタイミングがズレたり遅れても(笑)バイクがカバーしてくれる。ズレを補正範囲としてカバーするから、一言で言うと、転倒しない。心が広いんですね」

「だけどクイックな感じの速さ、取り回し、のよさ。登りで感じていた安定する長さが、どっかいっちゃったみたいな。コーナーで左右に降ると、最小半径というのを小さく感じるんです。傾けるとホイールベースが短くなったような感じが。

ビンディングに慣れてるひとも、フラットペダルで、内側に足を出しても、ペダルに残っている足はビシっとくっついている。地球に対しての自分の体が定位にあって怖くない。これの位置が安定しているから、体の戻しがすぐできる。

つまりバイクの挙動が安定してるってことなんでしょうね。オープンポジションで、上りも全部行けるとのこと。外から見てると路面を追従して動いているんですが、本人は特にキックバックも感じずにいい感じで進んでいく」

「結局、どこがどういいの? と言えば、全体が均一にいい感じがするってことなんですね。ウルトラスムーズな作りというか。しかも特徴的な部位の集合体になっていないから、なぜいいのかわかんない。

ホイールが軽いのは分かるけど、全体が軽いから、ホイールの軽さは目立たない。フロントの剛性とかリアの俊敏さとか、全部に剛性あって、全部がいい感じになんですね。乗ってて気になることはまったくない。

この良さをどう表現するの、って聞かれても、断定しづらい。ホント、ドコが仕事してんの、って感じです」

「正直、ポジション、自分がいる位置に対してBBの位置、その動きやすさというのもあるし、バイクの向きが変わっても、そこの定位は定まっているというか。

だから、その、振られづらい、乗りやすいというのがあるんで。なんだかわかんないですけど、いい場所に乗れる。地球に対していい場所に乗れるというか」

「一歩引いてトレイルを見回した時に、このトレイルの空間的にここにいるといいね、という場所にいられるというか。今、このトレイルのこのコーナーだったら、空間的に体はどこにどう居るといいだろう、ところに行ける。狙ったラインの場所にいられるってことかな。ここだと安定するよね、という場所を繋いでいける。

ただそれがナニで実現しているのか、というのはよくわかんないけど。低重心とか安定性とかそういうことになると思うんですが。言い出すとあるんですけど、結局、滑らかすぎてわかんない。

そんなバイクです。この新しいスタンプジャンパーは。左右非対称であることで、まず剛性が上がっていることは間違いないんですけど(笑)」

 

という竹谷さんのインプレをいただきました。実際に、MTBに乗るのが久しぶりだったそうですが(ヒトコケ以外は)絶好調に乗り回していました。

結果、スペシャライズド S-Works Stumpjumper 27.5は、

1)膝を使おう
2)登りでもサスは固めない
3)高剛性が織りなす滑らかなサスの動きを楽しむ

がポイントのよう。ただひとつ難しいのは、この色を、ちゃんと写真に収めること。

 

「ぜひ実際のバイクの色を見て、できれば速く乗ってみて、感じて欲しいです」

究極のトレイルバイクStumpjumperをチェックする>

竹谷賢二さんのスタイリング
シャツ:ENDURO COMP 3/4 JERSEY
ショーツ:ENDURO SPORT SHORT
パッド:ATLAS KNEE PAD
ソックス:ROAD MID SOCKS(竹谷さんが着用しているものは参考商品です。)
ヘルメット:PREVAIL U
シューズ:2FO FLAT 2.0 MTB SHOE

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【ライダー紹介】竹谷賢二
31歳でプロライダーに転向後複数回のMTB全日本XCOチャンピオン獲得。アテネ2004オリンピックMTB種目出場。現在はエンデュア・ライフを経営、NHK BS1『チャリダー』解説、スペシャライズド・アンバサダー他。

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