中級者ブログSPECIALIZED 製品レビュー  Vol.8 Body Geometry についてのインタビュー【後編】

2016/04/20

中級者ブログSPECIALIZED 製品レビュー Vol.8 Body Geometry についてのインタビュー【後編】

その効能は速さや快適性のみならず、健康と安全、さらにはコミュニケーションの深化にも及ぶ!?  ボディージオメトリーの秘密に迫るインタビュー後編です。

Body Geometry についてのインタビュー【前編】をチェック > 

—ではボディージオメトリーといえばフィットも有名ですが、製品とはどのような関わりがあるのでしょうか?

渡辺さん(以下敬称略):ボディージオメトリー・フィットは、単なるフィットではなくて、フィットテクニシャンがライダーの体をアセスメント(評価)して生理学的な見地からサポートするフィッティングです。基本はライダーとフィットテクニシャンがいれば成り立ちますが、ライダーの現状がわかっても、それに対して合ったサドル、合ったシューズ、合ったグローブがなければ、そこで終わりになってしまいます。それは他社のフィットでも同じです。ですから、出た結果に対してどれだけサポートできる製品があるのかというところが大事で、そこをボディージオメトリー製品が担っています。残念ながら、我々ほどサイズや種類を揃えているメーカーは他に見当たりません。

ちょうど先日、外国の女性の方がスペシャライズド東京にサドルを探しに来られました。実際に試せるかとおっしゃるので、フィットバイクに乗って頂き、いくつか試してもらったんです。これまで10個くらいサドルを試してみたらしいのですが、結局しっくりくるものがなかったと。聞くとそのほとんどがサドル専門メーカーのものです。じゃあなぜそれが合わなかったかというと、やはり形や幅がきちんとマッチしてないからですよね。彼女の坐骨結節は168mmと幅広だったのですが、肝心なのは幅だけじゃない。幅だけが問題であれば、形は同じで幅の違うサドルがあればいいんです。 ですが実際は同じ坐骨結節の幅でも、太ももの太い人がいれば、細い人もいますよね。そういうライダーの特徴をきちんとカバーするためには、いろんな形のサドルが必要になります。幅も形も、となった時に−−−その方は幅155mmのパワーサドルが合うという話になりましたが−−−どれだけ選択肢を用意できるかということですよね。

そういう風にきちんとその場で試してもらって、尚且ついろんなラインナップを提案できる。お客様のベストを選んでもらえるのが、ボディージオメトリー・フィットとボディージオメトリー製品です。

スペシャライズドのボディー・ジオメトリー サドルをチェック > 

—わかりました。そうするとここでひとつ疑問なのですが、スペシャライズドはアメリカの企業です。ボディージオメトリーは白人の体形を基準にしている、なんてことはありませんか? 我々アジア人に対しても有効なものなのでしょうか?

渡辺:有効です。たしかにアメリカでデータをとっていますが、そもそもアメリカは移民の国です。中国系もアフリカ系も、それこそ白人もヨーロッパからいろんな人種が集まっている。それが昨日今日引っ越してきたわけではなくて、ずっと昔からいるわけですよね。仮に100年前としても、もう三、四世代目。そんな人々からデータを集めていますので、人種による大きな偏りはありません。それよりもむしろ<自転車を好む人の体形>という偏りの方が大きいかもしれません。 また、ボディージオメトリー・フィットを考えたアンディ・プルーイット博士自身も世界中を飛び回ってデータを集めていて、フィットテクニシャンも世界中に存在します。そのデータがすべて反映され蓄積されているので、どの人種の方でも問題なくフィットさせることができますよ。

—納得しました。自分でも体験し、また今お話を伺って、フィットテクニシャンはかなり高いレベルで人体を理解していないと務まらないと感じました。フィットテクニシャンになるためには、どのような研修を受けられるのでしょうか?

渡辺:私や、先日成田さんのフィットを担当させて頂いた佐藤が持つ資格(注:渡辺さんと佐藤さんがお持ちの資格はフィットテクニシャンの育成を許可される最高位のもの)を取るには、アメリカのスペシャライズド本社で2ヶ月間ほど研修を受け、試験に合格しなければなりません。
ライダーにボディージオメトリー・フィットを施す実技試験では、こちらが行ったことに対して「それはどういうことか?」など試験官から随時質問されるので、しっかりと理論立ててフィッティングする必要があります。また、お客様の体に触るサービスなので、お客様に対しての言葉遣いですとか触り方ですとか、そのへんも全部チェックされます。もちろん筆記試験もあって、230問くらい出るのですが、90%以上正解しないと不合格になります。

—かなりハードですね!

渡辺:はい。しかも英語バージョンしか存在しないので、すべて英語でこなさなければいけません(笑)。 フィットというのは人間に合わせてバイクを調整する。言葉にするとそれだけなのですが、形のないものなので、しっかり満足のいく体験を持ち帰って頂かないといけません。お客様によってパフォーマンスを求めていたり快適性を求めたりいろんな要望があると思いますが、それぞれに対して満足度を上げようと思ったら、ハードな研修も当然必要になりますよね。

—たしかに。では、最近はフィッティングが業界の常識になりつつありますが、ボディージオメトリー・フィットとその他のフィッティングの最大の違いはなんでしょうか?

渡辺:先程も申し上げたようにフォローするための製品群の充実と、あとはフィット前のアセスメント。すなわちライダーの体を評価する項目がひときわ細かいことです。ライダーの方にもありがちなことですけれど、乗った時の状態だけを見ていろんなことを判断してしまいます。けれども実際には、体のどの部分がどう影響しているかは、乗っている状態だけを見たのではわからない。乗っていない状態で柔軟性や筋肉量など最大で18項目をチェックし、それを客観的に判断することで、その方の体の特徴や制約がわかります。それがあって初めて、バイクに跨って頂いた時に、どういう風なサポートをするか決められるのです。
ですから、仮に膝が痛むんだけどちょっとポジションを見てくれないかと言われても、アセスメントをしないことには見られないですね。じつは普段の生活で肩を痛めていて、その肩をかばうことによって乗車時のポジションがずれ、結果しわ寄せが膝にきている、という可能性もあるからです。

ライダーの方はそれぞれが違うライフスタイルを送っていて、仕事も違うし、楽しみ方も違う。ですからアセスメントと共に過去のケガや、手術の有無などを質問させてもらって、そこから得られた情報をもとに、どういう風にサポートするかを決めさせてもらうのです。だからライダーの方との信頼関係がないともう全然進まないですね。測定の機械があるだけでもダメですし、製品だけがあるだけでもダメです。そこに人がいて、ちゃんとコミュニケーションをとりながら進めなければいけないんです。

—それらがすべてそろっているのもボディージオメトリー・フィットの特徴である?

渡辺:そうです。また、もともとある自転車屋さんのビジネスでいうと、もっとコミュニケーションが深かったと思うんですよ。よく聞く話ですけど、お客様から「この前走りに行ったから」なんておみやげを貰ったりする商売。単なるお店だったらそんなことしないですよね。ですから本来はコミュニケーションがすごく密にとれるビジネスだと思います。いまはネットの出現でそこがやや希薄になってしまいましたが、ボディージオメトリー・フィットを行えば、コミュニケーションがより深まる。お客様の好みや走り方を知ることで、その方にあった製品を提案しやすいですし、お客様も自分の体の特徴を、それこそ奥さん以上に(笑)知っている人間の意見だったら、耳を傾けてくれますよね。

—そうですね。自分は柔軟性の制限を指摘されて、だいぶアップライトなボジションになりました。だからもとのポジションに戻すため、でもないですが(笑)最近は日々の運動にストレッチを取り入れています。

渡辺:やはりなりたい自分になりたいのです、みなさん。ですので最初はなかなか理想と違う自分を受け入れられない。 これは余談ですが先日、自分の後輩をフィッティングしました。彼は昔の、ロードバイクが「ロードレーサー」って呼ばれている時代に自転車を始めた世代なので、もうロードバイクは低い姿勢でつらいものだという先入観があります。すると、フィッティングの結果少しハンドルを上げたのですが、え? こんなに上げるの、と戸惑ってしまったんですよね。これじゃ楽になっちゃいますよ、困ったな、みたいな。だから私はいや、楽に速く走れるのが最高でしょう、と(笑)。 みなさん、なかなか楽になるスイッチは押したがらないです。ですけど、どんなレースを考えても楽に走れた方が強いです。ツール・ド・フランスなどの大きな大会でアシストがなんのためにいるかと言うと、エースをできるだけ楽に走らせるために存在しているわけで、楽だからこそ高出力を長時間続けられる。そうじゃなかったら全然話にならないです。

—たしかに自分も以前より楽に走れるようになりました。

渡辺:はい。さらにボディージオメトリー・フィットには必ずフォローフィットという、3〜4週間後くらいに30分から60分程度受けて頂くフィットがセットになっています。ですが、そこが終着点ではないんですよね。あくまでスタートです。なぜかというと、フォローフィットで実際に外を走った時のフィードバックをお客様から頂いて微調整します。それでいったん結論は出ますが、1年後、2年後に体を鍛えて体重が減ったり、柔軟性が上がったりしたら適切なポジションがまた変わってくるからです。

人間ですから体や環境はドンドン変化し続けます。その都度必要なポジションをきちんと見極められる、提案できるフィットテクニシャンがそばにいるか否かで、そのライダーのバイクライフの質は決まってしまうんです。

—少しでも長く自転車人生を楽しむためにも、ボディージオメトリー製品とボディージオメトリー・フィットのサポートが必要ということですね。なるほど、よくわかりました。 今後のボディージオメトリーにも期待しています! 本日はどうもありがとうございました。

今回のブログを読んで少しでも製品に興味を持たれた方、ポジションに悩みのある方、あるいはフィットを一度も受けたことのない方は、ぜひお近くのスペシャライズド製品取扱店、ボディージオメトリー・フィット実施店をのぞいてみてください。あなたのバイクライフを一変させ、相棒となる製品やフィットテクニシャンに出会えるかもしれません。そう、まさに筆者のように……。じゃ渡辺さん、フォローフィットお願いします!

BODY GEOMETRY FITの体験記事をチェック > 

【筆者紹介】:成田ケンイチ
加齢とともに痛みが増えてきた今日この頃。速く走るためだけではなく、これから先も長くロードバイクを楽しむためにフィッティングするという考え、諸手を上げて賛成です。小学館自転車部所属。

関連記事:
世界チャンプに聞く、大切なライドポジション調整の話(2016年3月7日)
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2016/04/20

中級者ブログSPECIALIZED 製品レビュー Vol.8 Body Geometry についてのインタビュー【後編】

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中級者ブログSPECIALIZED 製品レビュー  Vol.8 Body Geometry についてのインタビュー【後編】

Body Geometry についてのインタビュー【前編】をチェック > 

—ではボディージオメトリーといえばフィットも有名ですが、製品とはどのような関わりがあるのでしょうか?

渡辺さん(以下敬称略):ボディージオメトリー・フィットは、単なるフィットではなくて、フィットテクニシャンがライダーの体をアセスメント(評価)して生理学的な見地からサポートするフィッティングです。基本はライダーとフィットテクニシャンがいれば成り立ちますが、ライダーの現状がわかっても、それに対して合ったサドル、合ったシューズ、合ったグローブがなければ、そこで終わりになってしまいます。それは他社のフィットでも同じです。ですから、出た結果に対してどれだけサポートできる製品があるのかというところが大事で、そこをボディージオメトリー製品が担っています。残念ながら、我々ほどサイズや種類を揃えているメーカーは他に見当たりません。

ちょうど先日、外国の女性の方がスペシャライズド東京にサドルを探しに来られました。実際に試せるかとおっしゃるので、フィットバイクに乗って頂き、いくつか試してもらったんです。これまで10個くらいサドルを試してみたらしいのですが、結局しっくりくるものがなかったと。聞くとそのほとんどがサドル専門メーカーのものです。じゃあなぜそれが合わなかったかというと、やはり形や幅がきちんとマッチしてないからですよね。彼女の坐骨結節は168mmと幅広だったのですが、肝心なのは幅だけじゃない。幅だけが問題であれば、形は同じで幅の違うサドルがあればいいんです。 ですが実際は同じ坐骨結節の幅でも、太ももの太い人がいれば、細い人もいますよね。そういうライダーの特徴をきちんとカバーするためには、いろんな形のサドルが必要になります。幅も形も、となった時に−−−その方は幅155mmのパワーサドルが合うという話になりましたが−−−どれだけ選択肢を用意できるかということですよね。

そういう風にきちんとその場で試してもらって、尚且ついろんなラインナップを提案できる。お客様のベストを選んでもらえるのが、ボディージオメトリー・フィットとボディージオメトリー製品です。

スペシャライズドのボディー・ジオメトリー サドルをチェック > 

—わかりました。そうするとここでひとつ疑問なのですが、スペシャライズドはアメリカの企業です。ボディージオメトリーは白人の体形を基準にしている、なんてことはありませんか? 我々アジア人に対しても有効なものなのでしょうか?

渡辺:有効です。たしかにアメリカでデータをとっていますが、そもそもアメリカは移民の国です。中国系もアフリカ系も、それこそ白人もヨーロッパからいろんな人種が集まっている。それが昨日今日引っ越してきたわけではなくて、ずっと昔からいるわけですよね。仮に100年前としても、もう三、四世代目。そんな人々からデータを集めていますので、人種による大きな偏りはありません。それよりもむしろ<自転車を好む人の体形>という偏りの方が大きいかもしれません。 また、ボディージオメトリー・フィットを考えたアンディ・プルーイット博士自身も世界中を飛び回ってデータを集めていて、フィットテクニシャンも世界中に存在します。そのデータがすべて反映され蓄積されているので、どの人種の方でも問題なくフィットさせることができますよ。

—納得しました。自分でも体験し、また今お話を伺って、フィットテクニシャンはかなり高いレベルで人体を理解していないと務まらないと感じました。フィットテクニシャンになるためには、どのような研修を受けられるのでしょうか?

渡辺:私や、先日成田さんのフィットを担当させて頂いた佐藤が持つ資格(注:渡辺さんと佐藤さんがお持ちの資格はフィットテクニシャンの育成を許可される最高位のもの)を取るには、アメリカのスペシャライズド本社で2ヶ月間ほど研修を受け、試験に合格しなければなりません。
ライダーにボディージオメトリー・フィットを施す実技試験では、こちらが行ったことに対して「それはどういうことか?」など試験官から随時質問されるので、しっかりと理論立ててフィッティングする必要があります。また、お客様の体に触るサービスなので、お客様に対しての言葉遣いですとか触り方ですとか、そのへんも全部チェックされます。もちろん筆記試験もあって、230問くらい出るのですが、90%以上正解しないと不合格になります。

—かなりハードですね!

渡辺:はい。しかも英語バージョンしか存在しないので、すべて英語でこなさなければいけません(笑)。 フィットというのは人間に合わせてバイクを調整する。言葉にするとそれだけなのですが、形のないものなので、しっかり満足のいく体験を持ち帰って頂かないといけません。お客様によってパフォーマンスを求めていたり快適性を求めたりいろんな要望があると思いますが、それぞれに対して満足度を上げようと思ったら、ハードな研修も当然必要になりますよね。

—たしかに。では、最近はフィッティングが業界の常識になりつつありますが、ボディージオメトリー・フィットとその他のフィッティングの最大の違いはなんでしょうか?

渡辺:先程も申し上げたようにフォローするための製品群の充実と、あとはフィット前のアセスメント。すなわちライダーの体を評価する項目がひときわ細かいことです。ライダーの方にもありがちなことですけれど、乗った時の状態だけを見ていろんなことを判断してしまいます。けれども実際には、体のどの部分がどう影響しているかは、乗っている状態だけを見たのではわからない。乗っていない状態で柔軟性や筋肉量など最大で18項目をチェックし、それを客観的に判断することで、その方の体の特徴や制約がわかります。それがあって初めて、バイクに跨って頂いた時に、どういう風なサポートをするか決められるのです。
ですから、仮に膝が痛むんだけどちょっとポジションを見てくれないかと言われても、アセスメントをしないことには見られないですね。じつは普段の生活で肩を痛めていて、その肩をかばうことによって乗車時のポジションがずれ、結果しわ寄せが膝にきている、という可能性もあるからです。

ライダーの方はそれぞれが違うライフスタイルを送っていて、仕事も違うし、楽しみ方も違う。ですからアセスメントと共に過去のケガや、手術の有無などを質問させてもらって、そこから得られた情報をもとに、どういう風にサポートするかを決めさせてもらうのです。だからライダーの方との信頼関係がないともう全然進まないですね。測定の機械があるだけでもダメですし、製品だけがあるだけでもダメです。そこに人がいて、ちゃんとコミュニケーションをとりながら進めなければいけないんです。

—それらがすべてそろっているのもボディージオメトリー・フィットの特徴である?

渡辺:そうです。また、もともとある自転車屋さんのビジネスでいうと、もっとコミュニケーションが深かったと思うんですよ。よく聞く話ですけど、お客様から「この前走りに行ったから」なんておみやげを貰ったりする商売。単なるお店だったらそんなことしないですよね。ですから本来はコミュニケーションがすごく密にとれるビジネスだと思います。いまはネットの出現でそこがやや希薄になってしまいましたが、ボディージオメトリー・フィットを行えば、コミュニケーションがより深まる。お客様の好みや走り方を知ることで、その方にあった製品を提案しやすいですし、お客様も自分の体の特徴を、それこそ奥さん以上に(笑)知っている人間の意見だったら、耳を傾けてくれますよね。

—そうですね。自分は柔軟性の制限を指摘されて、だいぶアップライトなボジションになりました。だからもとのポジションに戻すため、でもないですが(笑)最近は日々の運動にストレッチを取り入れています。

渡辺:やはりなりたい自分になりたいのです、みなさん。ですので最初はなかなか理想と違う自分を受け入れられない。 これは余談ですが先日、自分の後輩をフィッティングしました。彼は昔の、ロードバイクが「ロードレーサー」って呼ばれている時代に自転車を始めた世代なので、もうロードバイクは低い姿勢でつらいものだという先入観があります。すると、フィッティングの結果少しハンドルを上げたのですが、え? こんなに上げるの、と戸惑ってしまったんですよね。これじゃ楽になっちゃいますよ、困ったな、みたいな。だから私はいや、楽に速く走れるのが最高でしょう、と(笑)。 みなさん、なかなか楽になるスイッチは押したがらないです。ですけど、どんなレースを考えても楽に走れた方が強いです。ツール・ド・フランスなどの大きな大会でアシストがなんのためにいるかと言うと、エースをできるだけ楽に走らせるために存在しているわけで、楽だからこそ高出力を長時間続けられる。そうじゃなかったら全然話にならないです。

—たしかに自分も以前より楽に走れるようになりました。

渡辺:はい。さらにボディージオメトリー・フィットには必ずフォローフィットという、3〜4週間後くらいに30分から60分程度受けて頂くフィットがセットになっています。ですが、そこが終着点ではないんですよね。あくまでスタートです。なぜかというと、フォローフィットで実際に外を走った時のフィードバックをお客様から頂いて微調整します。それでいったん結論は出ますが、1年後、2年後に体を鍛えて体重が減ったり、柔軟性が上がったりしたら適切なポジションがまた変わってくるからです。

人間ですから体や環境はドンドン変化し続けます。その都度必要なポジションをきちんと見極められる、提案できるフィットテクニシャンがそばにいるか否かで、そのライダーのバイクライフの質は決まってしまうんです。

—少しでも長く自転車人生を楽しむためにも、ボディージオメトリー製品とボディージオメトリー・フィットのサポートが必要ということですね。なるほど、よくわかりました。 今後のボディージオメトリーにも期待しています! 本日はどうもありがとうございました。

今回のブログを読んで少しでも製品に興味を持たれた方、ポジションに悩みのある方、あるいはフィットを一度も受けたことのない方は、ぜひお近くのスペシャライズド製品取扱店、ボディージオメトリー・フィット実施店をのぞいてみてください。あなたのバイクライフを一変させ、相棒となる製品やフィットテクニシャンに出会えるかもしれません。そう、まさに筆者のように……。じゃ渡辺さん、フォローフィットお願いします!

BODY GEOMETRY FITの体験記事をチェック > 

【筆者紹介】:成田ケンイチ
加齢とともに痛みが増えてきた今日この頃。速く走るためだけではなく、これから先も長くロードバイクを楽しむためにフィッティングするという考え、諸手を上げて賛成です。小学館自転車部所属。

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