クールでクレイジーなレッドフッククリテリウムとALLEZ SPRINT、ナイスガイ山村明徳について

2017/04/21

クールでクレイジーなレッドフッククリテリウムとALLEZ SPRINT、ナイスガイ山村明徳について

この男、山村明徳。チーム初のアジア人ライダーとして「Specialized / Rocket Espresso」と契約した。

Red Hook Crit(レッドフッククリテリウム、以下RHC)をご存知だろうか。ピストバイクによるクリテリウムで、そのスピードとスタイル、そしてクレイジーさで世界的に人気急増中のレースだ。(競技内容については後述)

そのRHCのために設立されたチーム「Specialized / Rocket Espresso」との契約を発表した山村明徳(やまむら・あきのり)。1994年生まれ、22歳のナイスガイだ。昨年大会、Specialized / Rocket Espressoの前身であるAllez-Allez Specialized(アレアレ・スペシャライズド)は、圧倒的な強さで個人・チームともに総合優勝を果たした。山村選手はこの最強チームに、アジア人ライダーとして初の加入となる。いったいどんな男なのか?その素顔に迫った。

山村選手が乗るALLEZ SPRINTの詳細はこちら >

自転車を始めたきっかけを教えてください。

「中3の時、父と一緒にマウンテンバイクを始めるつもりで、父の友人の自転車店に行きました。当時は部活などしていませんでした。結局、予定が変わって購入したのはロードバイク。でも、その後すぐに先輩と走りに行ったら全然ついていけなくて(笑)、このままじゃ終われないなと。ひたすら乗ってレースを目指してトレーニングを開始しました。」

これまでヨーロッパのチームで活躍されていましたが、海外に行った理由、またそこで得たものは?

「もともと自転車は関係なく漠然と海外に行ってみたいと思っていました。勉強はキライだし、仕事もしたくなくて。そのうち、自転車でどこかのチームに入りプロになりたいと具体的に考え始めました。

ただ、プロにはなりたいけど自転車以外のビジネスもしておかないと将来が不安で。ひとまず海外へ渡り、自転車つながりからコネクションをひろげていこうと思いました。」

「高校生の頃、このまま大学に進学したり、就職したりしても途中で辞めるだろうなと感じていました。自分は日本の縦社会についていけないと思ったんです。それならいっそ海外でのびのびとやりたくて。海外なら欧米に行きたいと思っていたところ、知人の紹介でフランスのチームに入れるという話が来たので渡仏しました。

ただ、着いて3日目あたりでホームステイ先のおばさんと喧嘩をして…(笑)早く出たいなんて思っていました。そんな時に知人のチェコ人から、翌年にコンチネタルチームに入るので一緒にどうだ?と誘われ、その子と一緒にチェコのプラハに移住しました。当時、家で朝くつろいでいたらチームジャージを着た選手が上の階から降りてきて。友人のお兄さんだったのですが、なんとクイックステップ(スペシャライズドが機材を提供するプロチーム)の選手でした。」

勉強が嫌いとのことですが、英語はどのように習得しましたか?

「昔から海外に憧れていたので、友人でも知らない人でも外国人を見つけては話しかけて英語を覚えました。地元長崎で英語が喋れたら女の子からモテるだろうなと(笑)

今の生活は基本的に英語です。もちろん最初はあまり話せなかったですが、今では不自由していません。海外のチームはレベルが高いし格好いいし、日本に留まるという選択肢は自分の中にはありませんでした。」

競技以外で大事にしていることはありますか?

「生活のバランスですかね。自転車だけにならないようにしています。自転車に乗っていない時は投資をしたりビジネスプランを作ったり、デザインをしたり。自転車だけだと選手寿命も決して長くないですし、トップ選手でも収入が多いとは言えない。でも自分はお金も稼ぎまくりたいので、将来のことを考えて色々やっています。」

今シーズンの目標は?

「今シーズンが初なのでまだなんとも言えませんが、RHCはかなり危険な競技なのでまずは怪我せず決勝へ進んで、10月のミラノ戦でしっかりと結果を残したいです。トップ5、もしくは10に入りたいですが、チーム戦なので個人の結果の前にまずはチームのサポートをしっかりします。」

では、数年先の目標は何ですか?

「この数年ロードレースをやってみて、もっと人目に触れるところに出て行きたいと思った時にRHCの話があり、出場を決めました。今後もロードレースを続けますが、クリテライフという新しいチームに入ります。そこのコンセプトが、自転車とそれ以外のビジネスを両立するというもので、今の自分には合っていると思います。まだまだ競技は続けたいので、その中で今後のやりたいことを見つけられたらいいかなという感じです。数年後にこうしたいという具体的なプランはないです。クリテライフというチームを通して、そういった考え方などを日本にも広められたらいいなと考えています。」

プロ引退後の計画はありますか?

「人生プランはないけれど、将来については常に考えていて、不動産投資など色々とやっています。自転車に乗りながら、今の自分がやっているビジネスを大きくしたいです。日本の選手って、引退後は自転車にあまり乗らなくなる印象があるんですが、僕は自転車が好きなので趣味として乗り続けたいですね。」

ありがとうございました。

レッドフッククリテリウムとは

2008年に行われたブルックリンのローカルナイトレースに端を発し、「レッドフッククリテリウム」と称されたこのレースは、今年9年目を迎える。公道を封鎖して行われる短距離の周回レース=クリテリウム形式で、年々その熱気が高まっており、開催地は2010年にミラノ、2013年にバルセロナ、2015年にロンドンを加え、2017年現在は1年で4都市を転戦するシリーズ戦となっている。

RHCにはトラック競技用の固定ギアの自転車が用いられる。ストリートにルーツを持つレースで、競輪のNJS規格ほどの厳密さは求められないものの、機材よりも選手の実力が結果に反映されるよう規定されている。タイヤはチューブラーで、ディスク、バトン、エアロスポーク等のホイールは禁止、バーテープを巻いたドロップハンドルを使用、ブレーキの着用は認められない等々。

引用:(c)cyclowired.jp
山村選手のインタビューが掲載されています。詳細はこちら>

RHCにてチームはクリテリウム仕様にカスタムしたAllez Sprint(アレースプリント)を使用。フラットでトリッキーなコースを最速で駆けるためのエアロアルミレーシングバイクだ。毎年、RHCにおいてその高いデザイン性でファンを魅了している。

山村選手が乗るALLEZ SPRINTの詳細はこちら > 

クールでクレイジーなRHCは、アメリカのブルックリンにて現地時間4月29日(土)に開幕する。

関連記事:
「アルミロードバイクだと物足りなくなる」なんてスペシャライズドではありえない(2017年4月3日)
竹谷賢二おすすめアルミロードバイクALLEZ〜究極のカスタマイズ編〜 (2017年2月20日)

2017/04/21

クールでクレイジーなレッドフッククリテリウムとALLEZ SPRINT、ナイスガイ山村明徳について

この男、山村明徳。チーム初のアジア人ライダーとして「Specialized / Rocket Espresso」と契約した。

クールでクレイジーなレッドフッククリテリウムとALLEZ SPRINT、ナイスガイ山村明徳について

Red Hook Crit(レッドフッククリテリウム、以下RHC)をご存知だろうか。ピストバイクによるクリテリウムで、そのスピードとスタイル、そしてクレイジーさで世界的に人気急増中のレースだ。(競技内容については後述)

そのRHCのために設立されたチーム「Specialized / Rocket Espresso」との契約を発表した山村明徳(やまむら・あきのり)。1994年生まれ、22歳のナイスガイだ。昨年大会、Specialized / Rocket Espressoの前身であるAllez-Allez Specialized(アレアレ・スペシャライズド)は、圧倒的な強さで個人・チームともに総合優勝を果たした。山村選手はこの最強チームに、アジア人ライダーとして初の加入となる。いったいどんな男なのか?その素顔に迫った。

山村選手が乗るALLEZ SPRINTの詳細はこちら >

自転車を始めたきっかけを教えてください。

「中3の時、父と一緒にマウンテンバイクを始めるつもりで、父の友人の自転車店に行きました。当時は部活などしていませんでした。結局、予定が変わって購入したのはロードバイク。でも、その後すぐに先輩と走りに行ったら全然ついていけなくて(笑)、このままじゃ終われないなと。ひたすら乗ってレースを目指してトレーニングを開始しました。」

これまでヨーロッパのチームで活躍されていましたが、海外に行った理由、またそこで得たものは?

「もともと自転車は関係なく漠然と海外に行ってみたいと思っていました。勉強はキライだし、仕事もしたくなくて。そのうち、自転車でどこかのチームに入りプロになりたいと具体的に考え始めました。

ただ、プロにはなりたいけど自転車以外のビジネスもしておかないと将来が不安で。ひとまず海外へ渡り、自転車つながりからコネクションをひろげていこうと思いました。」

「高校生の頃、このまま大学に進学したり、就職したりしても途中で辞めるだろうなと感じていました。自分は日本の縦社会についていけないと思ったんです。それならいっそ海外でのびのびとやりたくて。海外なら欧米に行きたいと思っていたところ、知人の紹介でフランスのチームに入れるという話が来たので渡仏しました。

ただ、着いて3日目あたりでホームステイ先のおばさんと喧嘩をして…(笑)早く出たいなんて思っていました。そんな時に知人のチェコ人から、翌年にコンチネタルチームに入るので一緒にどうだ?と誘われ、その子と一緒にチェコのプラハに移住しました。当時、家で朝くつろいでいたらチームジャージを着た選手が上の階から降りてきて。友人のお兄さんだったのですが、なんとクイックステップ(スペシャライズドが機材を提供するプロチーム)の選手でした。」

勉強が嫌いとのことですが、英語はどのように習得しましたか?

「昔から海外に憧れていたので、友人でも知らない人でも外国人を見つけては話しかけて英語を覚えました。地元長崎で英語が喋れたら女の子からモテるだろうなと(笑)

今の生活は基本的に英語です。もちろん最初はあまり話せなかったですが、今では不自由していません。海外のチームはレベルが高いし格好いいし、日本に留まるという選択肢は自分の中にはありませんでした。」

競技以外で大事にしていることはありますか?

「生活のバランスですかね。自転車だけにならないようにしています。自転車に乗っていない時は投資をしたりビジネスプランを作ったり、デザインをしたり。自転車だけだと選手寿命も決して長くないですし、トップ選手でも収入が多いとは言えない。でも自分はお金も稼ぎまくりたいので、将来のことを考えて色々やっています。」

今シーズンの目標は?

「今シーズンが初なのでまだなんとも言えませんが、RHCはかなり危険な競技なのでまずは怪我せず決勝へ進んで、10月のミラノ戦でしっかりと結果を残したいです。トップ5、もしくは10に入りたいですが、チーム戦なので個人の結果の前にまずはチームのサポートをしっかりします。」

では、数年先の目標は何ですか?

「この数年ロードレースをやってみて、もっと人目に触れるところに出て行きたいと思った時にRHCの話があり、出場を決めました。今後もロードレースを続けますが、クリテライフという新しいチームに入ります。そこのコンセプトが、自転車とそれ以外のビジネスを両立するというもので、今の自分には合っていると思います。まだまだ競技は続けたいので、その中で今後のやりたいことを見つけられたらいいかなという感じです。数年後にこうしたいという具体的なプランはないです。クリテライフというチームを通して、そういった考え方などを日本にも広められたらいいなと考えています。」

プロ引退後の計画はありますか?

「人生プランはないけれど、将来については常に考えていて、不動産投資など色々とやっています。自転車に乗りながら、今の自分がやっているビジネスを大きくしたいです。日本の選手って、引退後は自転車にあまり乗らなくなる印象があるんですが、僕は自転車が好きなので趣味として乗り続けたいですね。」

ありがとうございました。

レッドフッククリテリウムとは

2008年に行われたブルックリンのローカルナイトレースに端を発し、「レッドフッククリテリウム」と称されたこのレースは、今年9年目を迎える。公道を封鎖して行われる短距離の周回レース=クリテリウム形式で、年々その熱気が高まっており、開催地は2010年にミラノ、2013年にバルセロナ、2015年にロンドンを加え、2017年現在は1年で4都市を転戦するシリーズ戦となっている。

RHCにはトラック競技用の固定ギアの自転車が用いられる。ストリートにルーツを持つレースで、競輪のNJS規格ほどの厳密さは求められないものの、機材よりも選手の実力が結果に反映されるよう規定されている。タイヤはチューブラーで、ディスク、バトン、エアロスポーク等のホイールは禁止、バーテープを巻いたドロップハンドルを使用、ブレーキの着用は認められない等々。

引用:(c)cyclowired.jp
山村選手のインタビューが掲載されています。詳細はこちら>

RHCにてチームはクリテリウム仕様にカスタムしたAllez Sprint(アレースプリント)を使用。フラットでトリッキーなコースを最速で駆けるためのエアロアルミレーシングバイクだ。毎年、RHCにおいてその高いデザイン性でファンを魅了している。

山村選手が乗るALLEZ SPRINTの詳細はこちら > 

クールでクレイジーなRHCは、アメリカのブルックリンにて現地時間4月29日(土)に開幕する。

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