OUTRIDE(アウトライド):ADHDを共に乗り越えよう。

2021/01/28

OUTRIDE(アウトライド):ADHDを共に乗り越えよう。

OUTRIDEはサイクリングを通して子どもたちの認知、精神的、身体的健康を支援している非営利の団体です。具体的な活動内容をご紹介いたします。

OUTRIDEの使命

サイクリングは人生を変える――私たちはそう信じています。

スペシャライズドは、OUTRIDE(アウトライド)を支援できることを誇りに思います。OUTRIDEとはサイクリングが人間の脳に与える影響について研究を行う非営利の公共団体。サイクリングを通して子どもたちの認知、精神的、身体的健康を支援しています。同時に、すべての子どもたちがバイクと安全な乗り場を手に入れられるよう障壁を取り払う活動に専念しています。

スペシャライズドの創立者でありCEOのマイク・シンヤードは、これまで長い間、ADHDの影響と付き合ってきました。集中できず、すぐに気が散ってしまう症状を、「普通」のこととして受け入れるようになっていたのです。しかし、それらの症状は、バイクライドから戻ってくると緩和されていることに気づきました。また、同じくADHDを患う息子のアンソニーにも、ライドが良い効果をもたらしているようでした。あるとき、Bicycling Magazine誌で記事「Riding Is my Ritalin(ライドは向精神薬)」を読み、彼は科学的にライドが脳に与える影響があるのかどうかを調べることに決めました。

「正しいことを行うのがスペシャライズドの社風。支援の機会を目にすれば、もちろん協力します。我が社はバイクを世に送り出し、そしてバイクは子どもたちの役に立ちます。しかし、そのすべてを私たちだけで行なうことはできません。みなさんにもその活動に興味を持ってもらい、加わってもらって力を合わせることで、次の世代の環境を変えていけるのです。ADHDを共に乗り越えましょう。」

OUTRIDEの概要
RIDING FOR FOCUS

Riding for Focus(R4F)は、ミドルスクール(中学校)を基盤とした体育プログラム。R4Fは、私たちの最初の研究で得た結果から発展し、生徒たちが認知的、身体的、社会的感情の健康を向上させる場としてのサイクリングを促進しています。バイク、ヘルメット、カリキュラム、教師向け集中トレーニングなど、生徒たちがライドをするのに必要なすべてが学校に提供されます。R4Fはこれまで、約200校の5万人の生徒に対して、サイクリングを教育し、バイクの授与を行ってきました。

THE OUTRIDE FUND

OUTRIDE基金は、地域社会が青少年に向けたサイクリングプログラムに着手できるよう働きかけています。青少年のためのサイクリング教育、ライダーの育成、またはトレイルやパンプトラックの建設計画に向けた補助金の提供により、資金調達をより早く、簡単に行えるようになるのです。その過程は至ってシンプル。組織はOUTRIDEの資金調達プラットフォームを用いて資金調達キャンペーンを発足し、最大1万5千ドルのマッチングファンドに申請するだけです。2019年秋の開始以来、OUTRIDE基金は全米の数十もの組織に50万ドル以上を提供してきました。

ことの始まり

10人に1人がADHDと診断される今、その症状のために学業に専念できない子どもをご存知の方もいるでしょう。あるいは、スペシャライズドの創立者でCEOのマイク・シンヤードのように、その症状と付き合っている方もいるかもしれません。ますます多くの研究が、サイクリングは認知的、感情的、社会的健康を促進させると関連づけています。

2012年にスペシャライズドがRTSG Neuroscience Consultantsと提携し、ADHDを患う子どもたちに向けた総合的な治療プログラムの中で、サイクリングがどのように重要な役割を果たすかを研究したことからすべては始まりました。最初の研究では、マサチューセッツ州のミドルスクール2校に通う11歳から14歳までの47名の生徒を対象に、サイクリングが注意持続時間に及ぼす影響を調べました。

生徒たちは1ヶ月間にわたり、通学前に屋外で1日30分のライドを週5日行ないました。この研究では、実施前後や実施中の認知的、感情的、社会的変化だけでなく、バランスや身体的変化も調べました。

その結果は明白でした。子どもたちはライドを始めてから、脳が活性化され、注意持続時間が伸び、気分が高揚するなどの良い方向に変化し、そしてもちろん、体力向上とBMI値の改善もみられました。さらに良いことに、この結果が現れたのは、たった1度のライド後からでした。

試験的プログラムの良好な結果に喜んだマイクは、2015年にスペシャライズド基金を設立。同基金は2019年にスペシャライズドから離れ、501c3 非営利組織のOUTRIDEになりました。

OUTRIDEの主な活動は、一次的な科学研究、学校基盤のサイクリングプログラム、サイクリングコミュニティーの設立および支援の3分野に焦点を当てています。これらのプログラムや研究を通して、ライドが子どもたちの社会的、感情的、身体的健康を促進させることに関する理解を深めています。

 

ライドが脳に及ぼす効果をより広く知ってもらうための道のり

私たちの研究の目標は、ライドが私たちの考え方、感じ方、振る舞い方にどのような影響を与えるかを理解すること。Riding for Focus Programとの応用科学だけでなく、各大学との連携による機関提携を通して、これを行なっています。

スタンフォード大学との提携

ここ数年、脳機能を向上させる方法として、また子どもの注意力や集中力を向上させる手段として、運動とフィットネスの関連性への関心が高まっています。思考力や幸福感の向上、不安感やうつ状態の改善、学業成績の向上といった効果に、運動が有効であることが研究で明らかになってきています。加えて、これまでの研究から、中程度から高負荷の運動は、ADHDの子どもが不得意な能力である実行機能と運動機能を高めることが示されています。

ADHDについての私たちの理解と、注意欠陥や多動などの主な症状を軽減するために運動が果たす役割には、まだ大きな隔たりがあります。そして現在に至るまで、ADHDを患う子どもたちの他の形態の身体活動よりもサイクリングが優れているという特有のメリットを具体的に調べる大規模の一次的研究はありませんでした。

この隔たりに対処するため、私たちはスタンフォード大学医学部のアラン・リース博士と彼のチームと提携し、ADHDを患う子どもたちの脳機能と認知に及ぼすサイクリングの効果をより良く理解するための研究を開始しました。この数年間の研究提携を通じて、強度、時間、頻度の異なるさまざまなサイクリングプログラムが、思春期の子どもたちの脳や行動だけでなく、集中力、注意力、抑制といったADHDの症状にもどのような影響を与えるのかを探っていきます。長期的には、その過程での調査結果が、ADHDの総合的な治療プログラムの一部として、医師がサイクリングに特化した介入を対象の子どもに合わせる際に役立つことを期待しています。

日本での取り組み

サイクリング・フォー・チャリティーは、「すべての子どもが、自分の思い描いた未来へ自由にチャレンジできる社会の実現」をヴィジョンとして掲げている特定非営利活動法人です。さまざまな背景や文化、成育環境を持つ子どもたちが積極的に社会性を身に着ける機会を提供し、一人でも多くの方々に子どもが直面する教育格差の課題に対する認知度を高める活動を行っています。
スペシャライズド・ジャパンでは、2020年から当該団体が企画するロングライドにチャレンジする子どもへの機材提供や寄付を通じて、子どもが障壁なくさまざまなチャレンジができるように活動をサポートしています。

スペシャライズドの社会貢献活動に関するお問い合わせはこちらまでメールにてご連絡ください。

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子どもの安全を守るキッズヘルメットはスペシャライズドの『MIOヘルメット』(2017年12月22日)

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OUTRIDEの使命

サイクリングは人生を変える――私たちはそう信じています。

スペシャライズドは、OUTRIDE(アウトライド)を支援できることを誇りに思います。OUTRIDEとはサイクリングが人間の脳に与える影響について研究を行う非営利の公共団体。サイクリングを通して子どもたちの認知、精神的、身体的健康を支援しています。同時に、すべての子どもたちがバイクと安全な乗り場を手に入れられるよう障壁を取り払う活動に専念しています。

スペシャライズドの創立者でありCEOのマイク・シンヤードは、これまで長い間、ADHDの影響と付き合ってきました。集中できず、すぐに気が散ってしまう症状を、「普通」のこととして受け入れるようになっていたのです。しかし、それらの症状は、バイクライドから戻ってくると緩和されていることに気づきました。また、同じくADHDを患う息子のアンソニーにも、ライドが良い効果をもたらしているようでした。あるとき、Bicycling Magazine誌で記事「Riding Is my Ritalin(ライドは向精神薬)」を読み、彼は科学的にライドが脳に与える影響があるのかどうかを調べることに決めました。

「正しいことを行うのがスペシャライズドの社風。支援の機会を目にすれば、もちろん協力します。我が社はバイクを世に送り出し、そしてバイクは子どもたちの役に立ちます。しかし、そのすべてを私たちだけで行なうことはできません。みなさんにもその活動に興味を持ってもらい、加わってもらって力を合わせることで、次の世代の環境を変えていけるのです。ADHDを共に乗り越えましょう。」

OUTRIDEの概要
RIDING FOR FOCUS

Riding for Focus(R4F)は、ミドルスクール(中学校)を基盤とした体育プログラム。R4Fは、私たちの最初の研究で得た結果から発展し、生徒たちが認知的、身体的、社会的感情の健康を向上させる場としてのサイクリングを促進しています。バイク、ヘルメット、カリキュラム、教師向け集中トレーニングなど、生徒たちがライドをするのに必要なすべてが学校に提供されます。R4Fはこれまで、約200校の5万人の生徒に対して、サイクリングを教育し、バイクの授与を行ってきました。

THE OUTRIDE FUND

OUTRIDE基金は、地域社会が青少年に向けたサイクリングプログラムに着手できるよう働きかけています。青少年のためのサイクリング教育、ライダーの育成、またはトレイルやパンプトラックの建設計画に向けた補助金の提供により、資金調達をより早く、簡単に行えるようになるのです。その過程は至ってシンプル。組織はOUTRIDEの資金調達プラットフォームを用いて資金調達キャンペーンを発足し、最大1万5千ドルのマッチングファンドに申請するだけです。2019年秋の開始以来、OUTRIDE基金は全米の数十もの組織に50万ドル以上を提供してきました。

ことの始まり

10人に1人がADHDと診断される今、その症状のために学業に専念できない子どもをご存知の方もいるでしょう。あるいは、スペシャライズドの創立者でCEOのマイク・シンヤードのように、その症状と付き合っている方もいるかもしれません。ますます多くの研究が、サイクリングは認知的、感情的、社会的健康を促進させると関連づけています。

2012年にスペシャライズドがRTSG Neuroscience Consultantsと提携し、ADHDを患う子どもたちに向けた総合的な治療プログラムの中で、サイクリングがどのように重要な役割を果たすかを研究したことからすべては始まりました。最初の研究では、マサチューセッツ州のミドルスクール2校に通う11歳から14歳までの47名の生徒を対象に、サイクリングが注意持続時間に及ぼす影響を調べました。

生徒たちは1ヶ月間にわたり、通学前に屋外で1日30分のライドを週5日行ないました。この研究では、実施前後や実施中の認知的、感情的、社会的変化だけでなく、バランスや身体的変化も調べました。

その結果は明白でした。子どもたちはライドを始めてから、脳が活性化され、注意持続時間が伸び、気分が高揚するなどの良い方向に変化し、そしてもちろん、体力向上とBMI値の改善もみられました。さらに良いことに、この結果が現れたのは、たった1度のライド後からでした。

試験的プログラムの良好な結果に喜んだマイクは、2015年にスペシャライズド基金を設立。同基金は2019年にスペシャライズドから離れ、501c3 非営利組織のOUTRIDEになりました。

OUTRIDEの主な活動は、一次的な科学研究、学校基盤のサイクリングプログラム、サイクリングコミュニティーの設立および支援の3分野に焦点を当てています。これらのプログラムや研究を通して、ライドが子どもたちの社会的、感情的、身体的健康を促進させることに関する理解を深めています。

 

ライドが脳に及ぼす効果をより広く知ってもらうための道のり

私たちの研究の目標は、ライドが私たちの考え方、感じ方、振る舞い方にどのような影響を与えるかを理解すること。Riding for Focus Programとの応用科学だけでなく、各大学との連携による機関提携を通して、これを行なっています。

スタンフォード大学との提携

ここ数年、脳機能を向上させる方法として、また子どもの注意力や集中力を向上させる手段として、運動とフィットネスの関連性への関心が高まっています。思考力や幸福感の向上、不安感やうつ状態の改善、学業成績の向上といった効果に、運動が有効であることが研究で明らかになってきています。加えて、これまでの研究から、中程度から高負荷の運動は、ADHDの子どもが不得意な能力である実行機能と運動機能を高めることが示されています。

ADHDについての私たちの理解と、注意欠陥や多動などの主な症状を軽減するために運動が果たす役割には、まだ大きな隔たりがあります。そして現在に至るまで、ADHDを患う子どもたちの他の形態の身体活動よりもサイクリングが優れているという特有のメリットを具体的に調べる大規模の一次的研究はありませんでした。

この隔たりに対処するため、私たちはスタンフォード大学医学部のアラン・リース博士と彼のチームと提携し、ADHDを患う子どもたちの脳機能と認知に及ぼすサイクリングの効果をより良く理解するための研究を開始しました。この数年間の研究提携を通じて、強度、時間、頻度の異なるさまざまなサイクリングプログラムが、思春期の子どもたちの脳や行動だけでなく、集中力、注意力、抑制といったADHDの症状にもどのような影響を与えるのかを探っていきます。長期的には、その過程での調査結果が、ADHDの総合的な治療プログラムの一部として、医師がサイクリングに特化した介入を対象の子どもに合わせる際に役立つことを期待しています。

日本での取り組み

サイクリング・フォー・チャリティーは、「すべての子どもが、自分の思い描いた未来へ自由にチャレンジできる社会の実現」をヴィジョンとして掲げている特定非営利活動法人です。さまざまな背景や文化、成育環境を持つ子どもたちが積極的に社会性を身に着ける機会を提供し、一人でも多くの方々に子どもが直面する教育格差の課題に対する認知度を高める活動を行っています。
スペシャライズド・ジャパンでは、2020年から当該団体が企画するロングライドにチャレンジする子どもへの機材提供や寄付を通じて、子どもが障壁なくさまざまなチャレンジができるように活動をサポートしています。

スペシャライズドの社会貢献活動に関するお問い合わせはこちらまでメールにてご連絡ください。

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