2017.01.30

教えてSBCU先生! お尻が痛い!?そんなあなたのためのサドル選びを、SBCU先生に聞いてみた

ロードバイクなどのサドルに乗っていて、お尻や股間が痛いと感じたことのある人は多いと思います。サドルを買うときにはどうやって選べばよいのでしょうか。

ロードバイクなどにおける痛みやしびれといったサドルまわりの悩みは必然?

ロードバイクに乗っていて、お尻や股間が痛いと感じたことのある人は多いと思います。とくにビギナーのうちはその痛みやしびれから「本当にみんなこんなんで乗ってるの!?」と信じられない気持ちでしょう。しかし、そのお悩みは「慣れ」だけではなく、科学的に解決できます……というのが、これまでSBCU先生に伺った「Body Geometry FIT(ボディージオメトリーフィット)」「Body Geometry サドル」の話から知ることができました。

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では具体的に、サドルを買うときのおすすめの選び方というものは一体何でしょうか。引き続き、スペシャライズドの知識の泉「SBCU先生」こと渡辺孝二(わたなべ・こうじ)さんにお話を伺います。

サドルの選び方!まず坐骨結節幅に合わせるべし!

ちょっと痛みを感じるとか、もっと軽いものが欲しい、カッコイイのが欲しい――など、サドルを買い換えたいと思う理由はいろいろあると思うのですが、自分に合ったサドルを選ぶにはどうしたら良いのでしょうか。スペシャライズド製品だけでも、たくさんの種類のサドルがありますよね。同じ製品でも、複数の幅が用意されていることも多い。例えばS-Works Power は、143mmと155mmの2サイズです。

POWER SADDLEをチェック

「前回、サドルにまつわる痛みを改善する上では“フィッティングが大事”ということはお話ししました。サドルが高すぎたり低すぎたりしては、どんなサドルを使っても意味がありませんので、ぜひフィットの重要性は知っていただきたいと思います。その上で、ではサドルはどう選ぶのかということですが、重要になってくるのが坐骨結節の幅なんです」

坐骨の下の方の飛び出したところですね、左右で対になっているやつ。硬い椅子に座っていると「痛い」と感じるところ。

「骨盤を安定させるためには、坐骨結節幅に合ったサドルが必要です。そこでスペシャライズドでは、坐骨結節幅を計測するツールとしてAss-O-Meter(アス・オー・メーター)と呼ばれる測定器を用意しています。これに座っていただくことで簡単に、坐骨結節幅がわかるんです。最新のAss-O-Meterはデジタル計測になっていて、お客さまにとっても測定結果が見やすいものになっています。そしてお試し用のサドルがあれば、実際にバイクに装着して跨っていただき、高さの調整なども行います」

サドルって、パッケージが什器にぶら下がっていて、それを取っ替え引っ替え手にとって選んで買っていくイメージがあるのですが、スペシャライズドの場合はだいぶ違いますね。

「サドルは限りなくパーソナルなパーツですから、人によってベストな選択が変わってくるんです。そもそも、複数の幅が用意されていたとしても、それがただ店頭に並んでいるだけでは、どれを選んでよいのかわからないですよね」

となると、究極はやはりBody Geometry FITを受けるところに行き着くんだなぁ。

アパレルにだってBODY GEOMETRY

「ところで、お尻や股間の痛みに関する悩みを解決するためのツールが、サドル以外にもあるんです。バイクと人間の接点はサドルですが、間に挟まっているものがありますよね?」

ショーツとか、もしくはショーツのパッドですか?

「スペシャライズドのビブショーツには、Body Geometry デザインのパッドが採用されているんです。ライダーのニーズに応じて、大きく分けて2種類のパッドがあります。ひとつは、SL(Body Geometry Expert SL Padding)という比較的薄めのもので、競技志向の方に向いています。もうひとつはRBX(Body Geometry RBX Proシャモア)で、パッドが厚めで股間をサポートするようにしたもの。RBXは、骨盤が立ってサドルに体重が乗る姿勢で乗る方、ロングライドでの使用に向いています。もちろん、男性用と女性用とでは作り分けていますよ」

スペシャライズドのアパレルをチェック
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レーサーパンツやビブショーツ、ついついデザインと価格のバランスで選んでしまって、パッドのことまで深く考えたことはなかったなぁ。

ロードバイクに乗っていてお尻や股間が痛いと感じている人は、恥ずかしがらずにBody Geometry Fitを行なっているスペシャライズド販売店に相談するのが良いのではないでしょうか。

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【筆者紹介】:須貝弦
万年ビギナー状態だが、それでも自転車で地元の里山をめぐることを心のヨリドコロとするフリーライター。年に1度だけ、レースにも出ます。

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