2016.02.23

SBCU先生のモーガンヒル本社探検 Vol.3

ベーグル・フライデー。これは文字通り金曜日にベーグルを食べるという社内のイベント。

ベーグル・フライデー、これは文字通り金曜日にベーグルを食べるという社内のイベントで、毎週金曜のAM9時にフィードゾーンと命名された社員食堂で行われています。

その意図は、ベーグルとドリンクが会社から提供され、部署を問わず社員が集まり、軽食を媒介にお互いの親睦を深め、日々の業務のヒントを得ようというもの。日本語だと堅苦しく感じられますが、実際は非常にカジュアルな集いです。

この日はハロウィーン前日ということで気合の入ったコスチュームの方々も登場。カリフォルニアにあるスペシャライズド本社だけでも400人ほどの社員がいるとのことで、そこかしこでちょっとした着任の挨拶や社交が繰り広げられています。

こうした社員の懇親を図るカルチャーは、ベーグル・フライデーに限りません。たとえば世界選手権でサガンが優勝した際には特製のTシャツが急遽製作され、販売店やライダーへ配るかと思いきや、社員に配布してこの功績を称え、皆でお揃いにして盛り上がりました。

マウンテンバイクのマーケティング担当者、サム・ベネディクトは家族で仮装して参加。

楽しげに集まる若手の輪の中心には、デザインを司るクリエイティブ・ディレクターのロバート・エッガー。

MHの“ヒルズ”族

本社のあるモーガンヒル市には山脈とも丘陵ともつかない山々が西に位置しており、その山を越えると太平洋を臨む沿岸部へたどりつきます。その地形が私たちスペシャライズドのバイク開発に大きな影響を与えており、サーファーが海の近くに住むように、自転車乗りは山に邸宅を構える?わけです。ロバート・エッガーはまさにその道を地でいくような人物で、デザインのヘッドとして30年近くの長きにわたりスペシャライズドに勤め、サイクリストでありデザイナーとして、誰もがうらやむライフスタイルを体現しています。太平洋岸に面した南面の土地に自分で作り上げたおもちゃ箱のような邸宅に住んでいて、その内部は映像にも収められています。

普段はあまり表に出てこない人物ですが、国際的な見本市に出展するために製作した数々のコンセプトモデルを手がけ、現在は若手スタッフの面倒見がよいことでも知られています。数年前にスペシャライズド・ジャパン厚木本社でタンデムのコンセプトバイクが展示されていたことをご記憶の方もいらっしゃるでしょう。現実的なコンセプトから奇想天外なアイデアまでおよそ自転車なら何でもカタチにしてしまうアイデアの持ち主です。そんなように、スペシャライズドは製品に携わるヒトの顔が見える会社といえるかもしれませんね。ではまた。

関連動画:
I Am Specialized - Robert Egger
I Bet Robert Egger Hates Me

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